ラ・リーガ レアル・マドリード

レアル、怒りの7発!不振の攻撃陣が大爆発。ホームで2試合ぶりの白星

  今シーズン不調のレアル・マドリードはホームでの試合で黒星が続いていた。一部のファンからジダン解任の要望がでるほどの不振だ。しかし今までの鬱憤をはらすかのような快勝をとげている。21日、スペイン紙『マルカ』、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など各国多数メディアが報じている。

 マドリードはホームで宿敵のバルセロナに敗れた昨年12月23日の第17節、13日の第19節ビジャレアル戦と2連敗が続いていた。それは同クラブの不振をさらに顕著にした。そしてその不安や心配が募る状況のなか同21日の第20節、デポルティーボ・ラ・コルーニャをホームに迎えた。

 その不安が的中するかのように前半23分に守備のミスを見逃さなかったFWアドリアン・ロペスの得点でマドリードはリードを許す。まだ不調が続くのかと思われたがこの試合のマドリードは“怒り”に満ちていた。そこから猛攻を開始する。デポルティーボGKのルベン・マルティネスの好セーブが続くもDFのナチョがブラジル代表DFマルセロのアシストで同点に追いつく。

 もちろん攻撃はそこで終わることはない。前半42分のベイルの得点でレアルは逆転に成功する。そして後半もマドリードはその攻撃の手を休めない。58分にはベイルの得点で差を拡げる。その時点でデポルティーボは試合を完全に諦めてしまった。

 しかし怒れる白い巨人はその攻撃をやめない。68分にクロアチア代表MFルカ・モドリッチがロナウドのアシストで得点。そして1ヶ月半ゴールから遠ざかっていたロナウドが78分に得点。ゴールに飢えていた同選手が84分にさらに得点。同選手はこの得点の際に眉毛近くに怪我をし流血している。

 そして88分にはなんとナチョが2得点目をきめて試合は終了した。この試合ではここ何試合かと違うことがあった。それは今までの不調を象徴するかのようにそろうことが少なくなっていた“BBC”、いわゆるFWカリム・ベンゼンマ、ウェールズ代表FWガレス・ベイル、そしてロナウドの3選手がようやくそろったのだ。

 この3人がそろうのは273日ぶりだ。ベンゼマに関しては先発出場ではなくFWボルハ・マジョラルとの交代出場だ。後半残り30分のところでの交代になっている。ここからのマドリードの復活に期待したい。