2018年シーズン開幕に向け、Jリーグの各クラブは例年以上に積極的な補強を行っている。今オフに起こった印象的なJリーグの移籍情報をお届けする。
ジョー
前所属:コリンチャンス
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移籍先:名古屋グランパス
2008年、マンチェスター・シティへ当時の史上最高額となる移籍金2400万ユーロ(約31億円)で移籍するなど、大きな期待を寄せられていた。
しかし、その後欧州では活躍できず2016年に古巣コリンチャンスへ復帰。昨季のブラジル全国リーグで18ゴールを挙げ、得点王とMVPをダブル受賞。完全復活をアピールした。
ブラジル代表への復帰も噂される中、1月3日に名古屋グランパスへの加入が決定。近年では類を見ないトップレベルの選手だけに、Jリーグでも得点量産が期待される。
岩波拓也
前所属:ヴィッセル神戸
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移籍先:浦和レッズ
岩波は中学時代にヴィッセル神戸ジュニアユースに加入して以来、10年間に渡ってクラブに在籍してきた生え抜き選手。
J1通算106試合、J2通算37試合と着々と経験を積み、2016年にはリオ五輪の日本代表メンバーにも選出された。
昨季限りで神戸との契約満了を迎えたため、浦和への移籍金はゼロ。神戸にとっては大打撃の移籍となった。
ミハエル・ミキッチ
前所属:サンフレッチェ広島
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移籍先:湘南ベルマーレ
ミキッチは2012年、2013年、2015年と広島のJ1制覇に大きく貢献。外国籍選手としてサンフレッチェ広島史上最長となる9年間在籍した。
しかし、昨季は負傷の影響もありリーグ戦14試合に出場、1得点のみ。惜しまれながらも、2017年限りでの退団が決定した。
昨年12月29日、ミキッチは湘南ベルマーレへの移籍が決定。リーグ戦通算221試合に出場、8得点を記録しているJ屈指の助っ人が、新天地での活躍を誓う。
大久保嘉人
前所属:FC東京
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移籍先:川崎フロンターレ
大久保は2013年から4年間、川崎フロンターレでプレー。加入初年度から自己最多の26得点を記録するなど、3シーズン連続で得点王を獲得する活躍を見せた。
しかし、2017年シーズンオフ前にFC東京へ移籍。昨季はリーグ戦28試合出場で8ゴールと不本意なシーズンを送った。
昨年12月29日、川崎フロンターレへの電撃復帰を発表。クラブ史上初となるリーグ制覇を成し遂げたチームに、劇薬ストライカーが加入した。
内田篤人
前所属:ウニオン・ベルリン(ドイツ2部)
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移籍先:鹿島アントラーズ
鹿島の『背番号2』が7年半ぶりに帰国を果たした。内田は2010年にシャルケへ加入すると、チャンピオンズリーグ・ベスト4進出やポカール優勝に貢献。ドイツ1部で104試合に出場を果たした。
膝蓋腱を負傷して以降、近年ではほぼ実践でプレーすることができず、昨夏に2部ウニオン・ベルリンへ移籍。しかし、完全復活は果たせず古巣復帰が決定した。
プレー面での貢献はもちろんだが、ドイツでの豊富な経験はチームメイトに大きな影響を与えるだろう。
クエンテン・マルティノス
前所属:横浜F・マリノス
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移籍先:浦和レッズ
キュラソー代表MFマルティノスは2016年3月に横浜FMへ加入。チームの主力として齋藤学の逆サイドを疾走した。
昨年9月に齋藤学が怪我で離脱して以降はエース格としてチームを牽引。攻撃の核として多大な貢献を見せた。
1月5日に浦和レッズへ移籍することが発表されている。
田口泰士
前所属:名古屋グランパス
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移籍先:ジュビロ磐田
流通経済大学付属柏高校から2009年に名古屋グランパスへ加入。以降9年間に渡って名古屋で活躍。2014年には日本代表にも招集されるなど、着実に成長しチームに欠かせない存在となった。
キャプテン就任初年度となる2016年にクラブ史上初のJ2降格を経験するも、昨季は1年でのJ1昇格に導く原動力となった。
昨季はチームの核として活躍していた同選手だが、1月4日にジュビロ磐田への移籍が発表された。
徳永悠平
前所属:FC東京
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移籍先:V・ファーレン長崎
早稲田大学在籍時に特別指定選手としてプレーして以来、FC東京の中心選手として、14年間一筋でプレーしてきた。
2004年のアテネオリンピックに選出、日本代表として9試合に出場するなどJ屈指の実力派SBとして評価は高い。
昨年11月23日、V・ファーレンへ移籍することが発表された。地元長崎へ感謝を伝えるべく、新天地での活躍を誓っている。
齋藤学
前所属:横浜F・マリノス
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移籍先:川崎フロンターレ
今オフ最も衝撃的な移籍といっても過言はないだろう。小学生時代から横浜FMの育成組織に所属し、J2愛媛へのレンタルを経てチームのエースへと成長。今季から中村俊輔の後を継ぐ形で「マリノスのキャプテン・背番号10」を引き継ぐこととなった。
しかし、今季はゴール欠乏症に陥ると9月23日に右膝前十字靭帯を損傷。全治8カ月の診断を受け、後半戦を棒に振っていた。それでもサポーターは齋藤本人の悲願でもあるロシアW杯への出場を信じ、復帰を待ち続けていた。
だが、1月12日ライバル川崎フロンターレ移籍が発表。最も愛された選手だけに古巣サポーターからの反発も大きい。逆風が吹き荒れる中、新天地でロシアW杯出場を狙う。
井手口陽介
前所属:ガンバ大阪
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移籍先:リーズ(イングランド2部)
→クルトゥラル・レオネサ(スペイン2部)
本人が「中学高校、プロを合わせて9年間このチームでお世話になってきて、このチームに入ってなかったら絶対今はないと思う」と語る通り、ガンバ大阪への愛は深い。
さらに、6月に控えるW杯直前での移籍はリスクが伴う。だが、「さらなる成長を求めて挑戦したい」と、昨年の欧州遠征で味わった悔しさが新たな挑戦へと駆り立てたようだ。
今月4日に、イングランド2部リーズへ完全移籍し、2017/2018シーズン終了までスペイン2部クルトゥラル・レオネサへ移籍することが発表されている。
冨安健洋
前所属:アビスパ福岡
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移籍先:シント・トロイデン(ベルギー)
アビスパ福岡下部組織出身の19歳。ジュニアユースを含めると7年間過ごしたアビスパ福岡を退団。ベルギー1部のシント・トロイデンへの海外挑戦を決意した。
U-20代表の一員として昨年のFIFAU-20ワールドカップにも出場。東京五輪世代の一員として、新天地ベルギーでの飛躍が期待される。
豊川雄太
前所属:鹿島アントラーズ(ファジアーノ岡山)
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移籍先:KASオイペン(ベルギー)
2016年から2年間に渡って期限付き移籍先のファジアーノ岡山でプレーし、明治安田生命J2リーグでは通算73試合出場18得点を記録した。
今月5日、KASオイペンがイングランド2部に所属するリーズ・ユナイテッドからのレンタル移籍加入を発表した。しかし、鹿島とリーズからの移籍発表が行われないまま2週間が経過。
そして、ついに今月19日、鹿島がKASオイペンへの完全移籍を発表。リーズではなく、KASオイペンへの加入が決定した。
豊田陽平
前所属:サガン鳥栖
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移籍先:蔚山現代(韓国)
2010年に鳥栖へ期限付き移籍で加入すると、2012年には完全移籍。J1に昇格した2012年から5年連続で2桁得点を記録するなど、リーグ屈指のストライカーとして活躍した。
しかし、今シーズンはリーグ戦28試合出場5得点のみ。今月4日に韓国Kリーグの蔚山現代に期限付き移籍することが発表された。
豊田は退団に際し「私の哲学の中にある“鳥栖のあるべき姿”を外から確認できたとき、また鳥栖でプレーしたいと必ず思うはずです」とコメントしている。
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