ナポリは、ボローニャFWシモーネ・ベルディの移籍拒否により方向転換を強いられている。16日、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』を始め、各紙が報じている。
セリエA首位のナポリは、ベルディを補強第一候補として動いており、今冬の加入は時間の問題とされていた。しかし「ナポリでは僕のポストは保障されていない」「オファーは光栄なことだが、1月にボローニャを離れたくはなかった」と、選手本人がナポリ行きを拒否。移籍は実現しなかった。
そのため、攻撃陣強化を考えているナポリは新たな補強策へと舵を切るようだ。候補は、ベルディ同様に以前より興味を示していたバルセロナFWジェラール・デウロフェウ。ナポリは、フィリペ・コウチーニョ加入の影響で出場機会が激減するデウロフェウに対し、兼ねてよりオファーを検討していた。そのため、同選手の獲得に切り替えるというのが大方の予想だ。
スペイン紙『スポルト』によると、デウロフェウの移籍に関してバルセロナは2000万ユーロでの完全移籍を希望しているようだが、ナポリは買い取りオプション付きのレンタル移籍を望んでいる模様。バルセロナとナポリの間に未だ開きがあるのは確かだろう。
とはいえ、放出したい側と補強を目指す側。この交渉において両者が歩み寄る可能性は十分にある。
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