海外日本人選手 ブンデスリーガ

ロシアW杯まで約6か月…ブンデスリーガで活躍する日本人選手の状況は?

ウィンターブレイクが終了し、ついにブンデスリーガ後半戦がスタートした。6月に開幕するロシアW杯まで半年をきり、各選手まずはクラブでのアピールが求められている。
そこで今回は、ブンデスリーガで活躍する日本人選手の最新情報をお届けしたい。(ブンデスリーガ第18節)

『キッカー』採点は最高点が1、最低点が6となる。30分以上プレーした選手のみ採点を受ける。

武藤嘉紀(マインツ):評価(3)
武藤はハノーファー戦の26分に、ゴール前約7メートルの位置から左足で先制点を決めた。しかしチームは2点のリードを守れずに2-3で逆転負け。GKツェントナー(2)以外では、武藤がマインツのベストプレーヤーだった。81分に途中交代。

香川真司(ボルシア・ドルトムント):評価(3.5)
ドルトムントがボルフスブルクとスコアレスで引き分けたこの試合で香川は、53分にサンチョのポストを叩くシュートをお膳立てするなどいくつかチャンスを作ったが、全体のパフォーマンスは平均的だった。

大迫勇也(ケルン):(採点なし)
大迫は2-1で勝利したボルシア・メンヒェングラートバッハとのダービーで、出番はなかった。代わりにこの冬加入した新たなライバル、シモン・テローデが試合終了間際に決勝点を挙げている。

長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト):(3)
長谷部はフライブルク戦(1-1)にセンターバックのポジションで出場、良いパフォーマンスを見せた。

鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト):(採点なし)
鎌田はフライブルク戦(1-1)でも、フランクフルトの18人のベンチ入りメンバーから外れた。

酒井高徳(ハンブルガーSV):(採点なし)
ハンブルガーのキャプテン酒井は、0-1で敗れたアウグスブルク戦に出場しなかった。代わりにライバルのドウグラス・サントスがフル出場している。

伊藤達哉(ハンブルガーSV):(採点なし)
伊藤はアウグスブルク戦の最後の16分間に出場したものの、短い時間で違いを生み出すことはできず0-1で敗れた。

原口元気(ヘルタ・ベルリン):(採点なし)
原口はシュトゥットガルト戦(0-1)にベンチ入りせず。ヘルタとの契約終了が夏に迫り、今月の放出候補だと言われている。

浅野拓磨(シュトゥットガルト):(採点なし)
浅野は監督が休養を取らせたため、ヘルタ・ベルリン戦(0-1)でベンチ入りしなかった。

短いウインター・ブレイクを終え、ブンデスリーガの2017/18シーズン後半戦が始まった。 最も有名な日本人選手の一人である内田篤人が古巣の鹿島に移籍し、日本人選手の数は12人となった。

原口元気は今月の移籍が有力であり、何人かの選手はプレーする機会を得られていないため、この数はさらに減る可能性がある。特に鎌田(フランクフルト)と関根(インゴルシュタット)はドイツ移籍後に思い通りに活躍できず、フラストレーションが溜まっているだろう。2人ともレギュラーには程遠く、ベンチ入りすらままならない状況だ。鎌田に関して言えば、出場機会を得るためのレンタルはあり得ない。クラブは鎌田にドイツでの生活とサッカーに慣れる時間を与えようとしており、他のクラブに貸し出すことは考えていない。