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イブラヒモビッチが自身が受ける差別について語る「それがオレを強くした」

 マンチェスター・ユナイテッドに所属する元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、自身が受けている差別についてフランステレビ『CANAL+』の番組内で打ち明けた。

 スウェーデンのマルメ出身のイブラヒモビッチは、ボスニア・ヘルツェゴビナ出身の父親とクロアチア人の母親を持ち、スウェーデン人の血は引いていない。しかし、同選手は今となってはスウェーデンを代表するサッカー選手であり、数々のスーパープレーで人々を魅了し続けている。

 そんなイブラヒモビッチは、自身の生い立ちによる差別を受けている事を明かし、もしも名前がスウェーデン系の“Svensson(スベンソン)“や”Andersson(アンダーソン)“であればそんな扱いは受けなかったであろうとも語っている。

「今もなおオレが”イブラヒモビッチ“であることを受け入れない人がいる。もしも他の選手がオレと同じ失敗をしたとしても彼らをかばうが、オレの時は違う。でも大丈夫だ。それがオレを強くしてくれた。もしもオレの名前がスベンソンやアンダーソンで、金髪だったら差別は受けなかっただろうね。たとえオレが銀行強盗にあっても、かばってくれるだろう」

「オレはおそらくスウェーデン史上最高の選手だ。オレが成し遂げたことは他の誰もできていない。オレはスウェーデン年間最優秀選手賞を11回も獲ったんだ。オレがNo.1だ。」