第96回全国高校サッカー選手権大会準々決勝、明秀学園日立高等学校(茨城)対上田西高等学校(長野)が5日に行われた。
明秀日立は優勝候補の一角だった大阪桐蔭をPK戦の末に下し、初の準々決勝進出を決め勢いに乗っている。また、上田西も優勝候補の帝京可児を下し、長野県勢初のベスト進出を果たすなど、ジャイアントキリングで勝ち進んできた両チームの一戦となった。
試合が動いたのは前半10分、CKから伊里隼人がCKを押し込み明秀日立が先制に成功する。しかし、直後に上田西がPKを獲得。大久保龍成がこれを沈め、すぐに試合を振り出しに戻す。
前半20分、CKを獲得した上田西。キッカーの宮下廉がボールを蹴るとゴールに直接吸い込まれ、上田西が勝ち越しに成功する。
前半27分には再びCKから上田西が得点を挙げたかに思われたが、判定はノーゴール。ゴール前でファールを犯していたようだ。その後、試合が動くことはなく2-1と上田西がリードしハーフタイムを迎える。
迎えた後半、開始早々に上田西が3点目を奪取する。ロングスローから田辺岳大が押し込み明秀日立を突き放した。
後半7分、エース荒井慧伊大がドリブルで突破し、GKのニアを抜きゴール。明秀日立が反撃の狼煙を上げる。
明秀日立が猛攻を続け、上田西が必死に耐えながら迎えた36分、この日CKからゴールを決めている伊里がミドルシュートを放つ。しかし、ポストに嫌われゴールを奪うことができない。
試合は上田西が、明秀日立の猛攻をしのぎ切きり3-2で勝利している。長野勢としては初のベスト4進出を決めた。
1月5日に行われた第96回全国高校サッカー選手権大会、明秀学園日立高等学校対上田西高等学校の試合を写真で振り返る。
勝利を祝福する上田西の選手たち
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