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【対談】札幌ジェイ×チェーザレが今季を振り返る。”悪童”の評価を覆す、チーム随一の貢献度

クイーンズ・パーク・レンジャーズに在籍 写真提供:Getty Images

CP:ところで夏に君が日本に戻ってきた時は、チームが決まってなかったよね。君は「トラブルメーカー」という噂にも対処しなければならなかった。ほとんどのクラブが陣容をすでに揃えていて…。結局、君が日本に戻ってきて才能を示すチャンス与えたのがコンサドーレだったわけだけど…

JB:ちょっと待って…中断させて悪いけど。まず改めて言わなければならないのが、この「トラブルメーカー」の件には本当に頭にくるんだ。正直に言うよ、日本について僕がまだ理解してないことがあるのかもしれないけど、僕は”僕の意見”を話すまでだから。

僕はサッカーを愛しているし、サッカーに関してはとても感情的になる。僕はサッカーで負けることがとにかく大嫌いだ。サッカーのビデオゲームをしていようが、小さな練習試合だろうが、J1の公式戦だろうが関係なくね。僕の頭には勝ちたいということしかない。

そして勝たなければ、僕は動揺する。負けることは僕にとって受け入れられないことだ。これを学んだのは、イタリアとイングランドでプレーしていた時だよ。そして大事なのは、これがトップでプレーするのに必要なメンタリティなんだ。

日本には、そんな極端な僕を好きではない人もいる。この文化の違いは一晩で変わるものではないとわかっているけど、日本で僕が一緒にプレーしてきた選手たちは理解しているよ。札幌のチームメイト達も僕についての噂を聞いていたと打ち明けてきたけど、実際に僕に会って“普通な奴”だったことに驚いていたからね。

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