本田圭佑 写真提供:Getty Images
69分にパチューカに微かな光が見えてきた。ウィダードの主将ブラヒム・ナカシュ選手がレッドカードを見せられたのだ。これによりパチューカが人数的にアドバンテージを得た。その後、本田はより高い位置に上がり、クレバーなパスを沢山提供しながら攻撃に参加。「ホナタン・ウレタビスカヤと上手く連携する本田は試合の終盤に良いパフォーマンスを見せてる」とメキシコ放送局・テレムンドのマニュエル・ソル解説者が絶賛した。
だが、11人対10人でもパチューカは試合を決められず、決定力の問題が延長戦の前半まで露呈していた。ディエゴ・アロンソ監督がPK戦を回避するため激しい攻撃を要求して、最終的には、112分にビクター・グズマンの巧みのヘッドで先制点を挙げた。パチューカはその後相手選手の猛攻を防ぎきり、準決勝への進出を祝った。
その次の舞台に南米チャンピオン・グレミオ(ブラジル)が待つ。本田らが本気で優勝を果たしたければ、ヴィダード戦の内容をしっかり受け止めて、攻守面も更なる改良と覚悟が必要だ。
コメントランキング