ブンデスリーガ第13節、ボルシア・ドルトムント対シャルケ04のルールダビーが25日行われた。ここ5試合で4勝1分と好調のシャルケと1勝1分3敗と絶不調のドルトムントの興味深い1戦だ。
ドルトムントは、日本代表MF香川真司をベンチに置いた。そして普段はセンターバックを4枚置く布陣で挑んでいるが、この試合は3枚のセンターバックで挑んだ。
試合は前半2分からイエローカードが出る、ルールダービーらしい熱い展開となった。好調のシャルケが試合をリードするかと思われたが、意外な展開で試合は進んで行った。
前半12分、プリシッチのクロスにシャヒンが落として、最後はオーバメヤンがハンド気味に押し込み、ドルトムントが先制した。このゴールにはVAR判定が使われることはなかった。
ここからドルトムントが怒涛の攻撃を見せる。18分にはシャヒンのFKにシャルケMFベンジャミン・スタンブリがオウンゴールをしてしまい、ドルトムントが追加点を挙げると、20分にはゲッツェ、25分にはゲレイロと、立て続けに得点を決める。前半25分までに4点差がつく信じられない展開となった。
危機的状況に陥ったシャルケは後半が始まるまでに途中交代枠3枚を使い、なんとか形勢逆転を目指す。
すると、ハーフタイムにテデスコ監督のゲキが飛んだのか、後半はシャルケペースに。53分、ナルドがゴールを決めるも、VAR判定で取り消される。しかし、その後も猛攻を続けるシャルケは61分、グイド・ブルグスタラーのヘディングで1点を返すと、続く65分にもアミーヌ・アリが得点を挙げ、なんと残り25分までに2点差まで追いついた。
72分にはオーバメヤンがこの日2枚目のイエローカードで退場すると、86分にシャルケがついに1点差に追いつく。ダニエル・カリジュリが右サイドを切り込み、左足を振り抜いた。
そして95分、時はやってきた。シャルケが0-4から追いついたのだ。CKからナルドがヘディングで合わせゴールに突き刺した。試合はこのまま終了。前半ドルトムントが圧倒的優位に思われた試合は信じられない形で終わった。
4-0から4-4。なんともルールダービーらしい。クレイジーな試合だ。
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