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PSG中盤強化へ、パストーレ放出で20歳のブラジル人MF獲得か

 パリ・サンジェルマンはMFティアゴ・モッタの後継者を獲得するため、アルゼンチン代表MFハビエル・パストーレを放出する可能性があるようだ。21日、フランス『レキップ』が報じた。

 ティアゴ・モッタは現在35歳となっており、後継者の獲得を急ぎたいPSGはブラジルの新星フルミネンセ所属MFウェンデルをターゲットにしたようだ。

 ウェンデルはバルセロナやポルトなら複数のビッククラブからオファーが届いていると噂される有望株。ペナルティーエリア外からの強烈なミドルシュートや安定した守備力が武器の選手だ。

 しかし、PSGは獲得のために大きな犠牲を払う必要がある。今夏の大型補強によりファイナンシャル・フェアプレー(FFP)規則抵触に気を使う必要がある。

 買い取りオプション付きのレンタルで獲得したFWキリアン・ムバッペのため、来夏モナコへ移籍金1億8000万ユーロ(240億円)を支払う。そのことを考慮すれば、現在のスカッド維持は不可能だ。

 そこで、PSGは今冬にパストーレを放出。資金を捻出し来季以降の戦いに備える準備があるようだ。

 PSGは今季リーグで首位をキープしており、独走態勢に入りつつある。現地メディアによれば、このままウインターブレイクまで調子を維持した場合、来季に向けたチーム作りに舵をとることも考えられるという。

 今年ビックイヤーを狙いに行くか、長期的な戦略をとるか、PSGは判断を迫られている。