ラ・リーガ バルセロナ

バルサ、カタルーニャ政治情勢への立場を表明「権利の行使を妨げる行為を非難します」

 バルセロナが不安定な政治情勢が続く、ホームタウンのあるカタルーニャ州での立場を表明するコメントを残した。20日、クラブ公式サイトで発表している。
 
 カタルーニャ州は歴史的な背景や、カタルーニャから税金として納められる国への支出額と、国から還元される金額に大きな隔たりがあることなどから、スペインからの独立を目指す動きが盛んで9月11日の「カタルーニャの日」には独立を訴えるデモなどが行われている。8月17日には、州都であるバルセロナでバンが歩行者の列に突っ込み13人の犠牲者が出るテロが起きるなど、不安定な情勢も続いている。

 そんな中、バルセロナは政治情勢への立場を表明するコメントを残した。

「私たちは国家の防衛、民主主義、言論の自由、自己決定権、これらの権利の自由な行使を妨げる可能性のある行為を非難します。また、これらの権利を保障するために働くすべての人々、団体、機関に対する支持を公に表明します」

「私たちはクラブを構成するメンバーの多様性を最大限に尊重し、多数派のカタルーニャ人の意思を支持し、平和的かつ公民的な方法でこれを行います」