ウニオン・ベルリンというクラブ
内田はシャルケの54,740人収容のフェルテンス・アレーナよりもかなり小さな22,000人収容の新たなホームグラウンド「アルテ・フェルステライ」でプレーすることになる。スタジアムの規模は小さいが、彼らもシャルケのファンに負けないほどの熱狂的なサポーターたちを抱えている。彼らは内田を温かく迎えるかもしれないが、同時にブンデス1部で104試合に出場し、日本代表として74試合の出場経験を持つ彼に対する期待値はかなり高いだろう。果たして、内田はその期待に見合った活躍をすることができるのだろうか。
少なくとも内田は前所属のシャルケでは得られなかったプレー時間を確保することはできるだろう。その理由はなぜか。ウニオンのイェンス・ケラー監督のもとで内田は既にプレーした経験があるのだ。2012年から2014年に両者はシャルケに所属していただけに、今回のウニオン移籍も決して偶然起こったものではない。ケラー監督は内田のプレーをよく理解しており、チームは右サイドバックの獲得を渇望していただけに内田の活躍には期待が懸かる。約2年間の怪我に悩まされてきた内田ではあるが、仮に良いコンディションを維持することができれば、攻守にわたり重要な存在となるだろう。ウニオンには前線にゼバスティアン・ポルターという190cmの大型FWがいるだけに内田のクロスが武器にもなるだろう。
昨シーズン、ウニオンは4位という過去最高の順位で終えており、今シーズンはいよいよ初のブンデス1部の昇格を目指している。現在、3試合を終え、勝ち点7で6位となっている。
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