ロッカールームでの“リーダー”の不在
アントワープ戦の敗北後のインタビューで、久保は真面目さと謙虚さを示した。同時に彼は、スランプとして考えられる理由を否定した。
「いいえ、僕はうんざりもしていないし、気を取られてもいません」
「簡単に得点できるラッキーな時もあります。もちろん今日僕は得点を決めるべきでしたが、これがサッカーというものです」
久保の休暇は短かったが、それを乏しい得点記録の言い訳にはしない。
「短い準備期間が理由ということはないと思います。身体的にもフィットしていることをとても感じているし、フィールドでの他のメンバーとのコミュニケーションも完璧です。シーズン中には時に、全てが思うようにいかないこともあります」
ヘントの控え室における高い潜在力を前に、久保は誰もが認めるリーダーを見つけられずにいる。
「このような厳しい試合でのリーダーシップが僕たちにはとても必要です。もちろんキャプテンのナナ・アクワシ・アサレは常に頼りにしていますが、責任を持つリーダーがもっと必要だと思います。アントワープ戦では、得点のチャンスが充分過ぎるほどありました。もし僕が同点にしていたら、この試合はおそらく勝利で終われていたでしょう。残念ながらミスしました。不運は続くものです」
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