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コンサドーレ札幌FWチャナティップ、レスター移籍は非現実。来季も残留が濃厚か

 北海道コンサドーレ札幌に所属するタイ代表FWチャナティップ・ソングラシンが、岡崎慎司の所属するレスター・シティへ移籍する可能性が報じられた。20日、母国タイのメディアが伝えている。

 チャナティップは7月に母国ムアントン・ユナイテッドから札幌へ加入。札幌での契約期間は2017年7月1日から2018年12月31日となっており、保有権はムアントンが保持している。

 タイのメディアによれば、レスターの会長を務めるウィチャイ・シーワタナプラパー氏が同胞のチャナティップ獲得を希望したという。

 以前にもタイ前首相タクシン・チナワット氏がマンチェスター・シティの会長に就任した際に、同胞のスリー・スカら3選手を獲得した前例があるため、チャナティップも同様のケースになるのではないかと予想されたようだ。

 しかし、プレミアリーグでプレーするためには、同ランキング70位以上の国の選手でなけれなならない。現在タイ代表はFIFA(国際サッカー連盟)ランキング138位に位置しているためルール上移籍が認められる可能性は極めて低い。

 その上、札幌は今季のチャナティップの活躍を高く評価。本人も現在のチームに満足していることから、移籍を希望しているとは考えにくい状況にある。 

 レスター移籍は実現しない可能性が極めて高い。しかし、”タイのメッシ”は母国民から大きな期待を寄せられていることに違いはないだろう。