[12.1 AFCU20選手権予選 U-19日本 4-2 U-19香港 モンゴル]
2017年に開催された第1回AFC U-20フットサル選手権。その大会に飛び級で出場していたのが、当時デウソン神戸に所属していたFP山田慈英だった。高い技術を誇りながら、同時に闘志をむき出しに戦えるドリブラーは、チームの攻撃を活性化させる役割を担っていた。しかし、現在エルポソBでプレーするFP清水和也や湘南ベルマーレで主力としていたFP植松晃都を擁したチームは、決勝トーナメント1回戦でイラクに敗れて大会を去ることになった。
2度目のアジア挑戦。今度こそ頂点を目指す山田慈は、この予選からチームを引っ張った。初戦のU-19マカオ戦でハットトリックを達成すると、第2戦目のU-19香港戦でも2ゴールを記録し、日本の2連勝、本大会出場に大きく貢献した。
本大会まで、約半年。引き続き、チームをけん引していくことが期待される14番が決意を述べた。
以下、台湾戦後のFP山田慈英選手のコメント
――2試合を通しての感想を聞かせてください。
山田慈 予選を突破できたことは、正直、ホッとしています。
――2戦目は、かなり苦しい試合になりました。
山田慈 そうですね。本大会でも絶対に厳しい試合は出てくると思います。今回、苦しい経験ができて、チームとしては良かったと思います。
――2-2になったときも、焦らずにできましたか?
山田慈 押し込まれているシーンもありましたし、レフェリーもファウルが取れないところもあったので、苦しい経験ができてよかったと思います。
――前回大会も出ているぶん、この大会にかける強い思いもあるのでは?
山田慈 あの悔しい気持ちは忘れられません。僕だけしか前回大会は経験していませんし、この大会でリベンジしたい気持ち、勝ちたい気持ちはみんな以上に持っています。
――今回は自分の世代のチームで、2試合で5ゴールという結果でチームを引っ張りました。
山田慈 日本のU-20の世代で、自分が一番にならないといけないと思っていますし、イタリアに行って、言葉や生活の違いなど、いろいろな経験をして、海外組としても結果を出さないといけないと思っています。
――今日のゴールは2本ともセットプレーからでした。相手のGKもよかった中でコースは見えていたんですか?
山田慈 ディフェンスを見ながら、このコースが空いているなと思ってゴールを狙うことができました。
――本大会はイランでやることになりそうです。どんな準備をしていきますか?
山田慈 イタリアでまだそんなに結果を出せていないので、個人としても、チームとしても結果を残して、アジア大会に臨めたらと思います。
――この後は一度、チームとともに日本に帰国するのですか?
山田慈 いいえ、明日チームを離れてイタリアへ戻ります。また呼ばれるように、まずはしっかりイタリアで結果を残そうと思うので、応援よろしくお願いします。
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