【日本代表】ブルーノ監督が遠征メンバーの選考理由を説明 「6割が新しい選手、4割が欧州遠征の選手」

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日本サッカー協会は22日、1月末からタイ遠征を行うフットサル日本代表メンバー16名を発表した。2019年、最初の活動となるタイ遠征には、これまで代表キャップ数ゼロの選手が4名入るなど、フレッシュな顔ぶれが並んでいる。

会見に臨んだ日本代表のブルーノ・ガルシア監督は、「6割が新しい選手、4割が昨年のドイツ・ポルトガルの欧州遠征を行った選手たちです」と言い、今回のメンバー選考の意図を説明した。

以下、ブルーノ・ガルシア監督のコメント
ブルーノ コンニチハ。すでに発表があったように、今月末からタイ遠征を行います。そのなかで、21日と3日に、タイ代表と対戦する予定になっています。これはFIFAが定めた10日間のインターナショナルマッチデーの7日間を活用した強化活動であり、この10年間でアジアのなかで強豪になっているタイ代表との試合になります。その遠征に向けたリストを作り上げたものが、お手元にお配りしているものになります。

 GK2名、FP14名となっています。構成としては、6割が新しい選手、4割が昨年のドイツ・ポルトガルの欧州遠征を行った選手たちです。その40%の選手にはGKイゴール・ピレス、FPにはキャプテンの吉川智貴、フィクソの滝田学と皆本晃、アラの加藤未渚実と逸見勝利ラファエル、そしてピヴォの清水和也の計7選手になります。

 それ以外の9名が、昨年の遠征に参加していないメンバーになります。森岡薫、仁部屋和弘は、最近の活動には招集していませんでしたが、復帰してもらいました。GK檜山昇吾、白方秀和、田村龍太郎の3選手は、年齢のところもありますが、最近の国内キャンプの適応ぶりから選出しています。

 橋本優也、平田ネトアントニオマサノリ、宮崎岳、伊藤圭汰は、特に年齢を考慮して、ここから代表の中核に入り込んでほしい次世代の選手として招集しています。このように6割の選手が、A代表として国際Aマッチデビューとなります。

 この2年間、継続して意図をもって取り組んできました。それに則ったリストになっているので、その意図を改めて説明します。

 1つ目は、良いパフォーマンスを発揮している選手にとっては、代表の扉は常に開かれています。2つ目は、準備ができている選手の層が、より厚くなってきています。3点目は、特殊ポジションの充実です。具体的なポジションで言うと、フィクソとピヴォ。このポジションでプレーしている選手の強化は、ずっと取り組んできました。また、左利きの選手の強化にも取り組んでいます。そして4点目は、健全な年齢構成です。短期・中期・長期のプロジェクトがあるなかで、そのすべてを満足する年齢構成になることが大事です。

 それらに加えてもう一つ、いまリーグ戦の最中で、シーズンの重要な時期での代表強化活動であることも考慮しています。今から3週間もたてば、リーグもプレーオフがある重要な時期です。その環境のなかで、クラブの状況にも配慮をしています。

 そのすべての要件を考慮して、今回はAFFの大会で優勝した強豪のタイと試合をします。最も良い強化活動ができるための構成を考えているので、非常に楽しみにしています。ありがとうございました。