CL/EL チャンピオンズリーグ

アトレティコvsユーベ、2ndレグに繋がる4つのポイント

2-0でチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦を制したアトレティコ・マドリード。CL優勝を目標に掲げるユベントスにとっては、受け入れがたい結果となった。しかし、依然として両者に次のステージに進む可能性は残されている。今回は、この試合で見えてきた2ndレグに繋がるポイントをご紹介する。


主力選手のサスペンション

1stレグで、主力選手であるジエゴ・コスタとトーマス・パーティが警告(イエローカード)を受けた。これにより、両選手は2ndレグを出場停止処分となる。D・コスタは前線でしっかりとボールを収め、カウンターを成立させた。パーティもビルドアップをなんとか成立させたユベントスに対して、過度なスペースと時間を与えないディフェンスを見せていた。両者を欠く2ndレグは、アトレティコにとって難しい戦いとなるだろう。中盤の構成にも変化があるかもしれない。


中盤3枚で守るユベントス

基本的に前線3枚を前に残しながら、中盤は3枚でバイタルなどをカバーしたユベントス。しかし、ブレーズ・マテュイディが出張した際など、アトレティコがとる幅をカバーしきれない場面も目立った。セットプレーからの失点が目立つ試合となったが、2ndレグに向けて、この点は修正が必要だ。


ハーフスペースの対処

中盤に明確なサイドアタッカーを起用しなかったアトレティコは、サイドバックに高い位置を取らせて、中盤両ワイドの選手が前線に、アントワーヌ・グリーズマンがCBとSbの間のスペースに顔を出し四角形または三角形を作ることで、ユベントスのエリア内に侵入した。ユベントスとしては、このアトレティコの明確な意図をもっと選手起用と攻撃に対して、明確な解決策を見つけることができなかった。2ndレグまでに答えを見つける必要がある。


ビルドアップ以降

ユベントスはアトレティコの前線からのプレスをかいくぐり、何とか前にボールを運ぶことができたが、そのあとの選手の配置や質には苦しんだ。ユベントスはビルドアップに対してのアトレティコがプレスに欠ける人数を増やそうとしていたがそれも実らず。早めにジョアン・カンセロを起用するなど、もう少し意思の見える采配や解決への姿勢が欲しかった。


名前:菊池大将
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