近年、欧州のメガクラブは市場の拡大を求め、より収益性の高い海外市場に注視。世界各国でサポーターを獲得するための動きが活発化している。そこで今回は、欧州のエリートクラブが保有する公式に認可されたサポーターズクラブの数をランキング形式でご紹介したい。
(データ:アメリカメディア『ESPN』の調査を参照)
15位:パリ・サンジェルマン
国:56カ国(10位)
団体数:83
国内リーグの盟主となったPSGは56カ国に83個の公式サポーターズクラブを持っている。
(本土から離れた地域を含めれば64に増える)
14位:チェルシー
国:56カ国(10位)
団体数:114
チェルシーは56カ国で合計114個の公式サポーターズクラブを保有している(香港と中国を分ければ57カ国)。イギリス国内に26個、欧州に18個、その他世界に70個存在する。
クラブ公式サイトによれば、日本には「サポータズクラブオブジャパン」、「シェドブルーサポーターズクラブ」、「サポーターズクラブ東京」の3つのサポーターズクラブが存在しているようだ。
13位:アーセナル
国:91カ国(4位)
団体数:163
163個の公式サポーターズクラブが91カ国に存在する。リオデジャネイロ、アテネ、ミルトン・キーンズなど多様な都市に広がっており、当然日本にも「アーセナルジャパン」が存在する。
12位:トッテナム・ホットスパー
国:65カ国(6位)
団体数:185
185個の公式サポーターズクラブが65カ国に存在する。国と地域の数ではアーセナルより劣るものの、ノースロンドンで公式サポーターズクラブの数を自慢できるのはトッテナムだ。日本にも「スパーズ・ジャパン」が存在している。
11位:マンチェスター・ユナイテッド
国:60カ国(7位)
団体数:201
60カ国に201個の公式サポーターズクラブが存在する。世界のサッカークラブのブランド価値ランキングで1位に輝いたユナイテッドだが、公式サポーターズクラブの数と地域数はやや少ない印象だ。
10位:マンチェスター・シティ
国:53カ国(12位)
団体数:260
積極的に海外展開を続けているマンチェスター・シティは、53カ国で260個の公式サポーターズクラブが存在する。近年、その数は増加しており、日本でも「マンチェスターシティ公式サポーターズクラブジャパン」が開設されているようだ。
9位:リバプール
国:93カ国(2位)
団体数:288
93カ国で288個の公式サポーターズクラブが存在している。日本には「リバプール・サポーターズクラブ日本支部」が開設されている。
8位:ユベントス
国:58カ国(8位)
団体数:532
セリエAでは最多の優勝回数を誇るユベントスだが、公式サポーターズクラブの数では国内のライバルに遅れをとっている。国外では58カ国に85個の公式サポーターズクラブを保有。しかし、国内には447個の団体が存在しており、合計532個以上の公式サポーターズクラブが存在しているようだ。
7位:ミラン
国:49カ国(13位)
団体数:756
ミランは49カ国で105個のサポーターズグループが運営されている。イタリア国内には651個存在し、合計756個の公式団体が存在しているようだ。
6位:アトレティコ・マドリード
国:26カ国(15位)
団体数:832
アトレティコは832の公式サポーターズクラブを抱えており、そのうち785個が国内、残りの47個は東ティモール、赤道ギニア、イギリスなど国外に存在している。
5位:ボルシア・ドルトムント
国:39カ国(4位)
団体数:839
毎試合スタジアムは満員になる国内の超人気チームだ。39カ国で839の公式サポーターズクラブが運営されている。
4位:インテル
国:93カ国(2位)
団体数:918
国外では93カ国で312個、イタリア国内では606個の公式サポーターズクラブが運営されている。近年は中国資本流入の影響を受けて、中国やインドネシアなどで急増しているようだ。
3位:バルセロナ
国:58カ国(8位)
団体数:1245
1245個のペーニャ(公認サポーターズクラブ)が存在する。カタルーニャで450個、スペイン国内で680個、国外で115個運営されており、日本にも「PENYA F.C. BARCELONA JAPAN」が存在している。
2位:レアル・マドリード
国:76カ国(5位)
団体数:2351
スペイン国内には2181個、アルバニア、イエメンなど国外76カ国で170個の公式サポーターズクラブが運営されている。1998年に「ペーニャ・マドリディスタ・ニポナ」が創設されている。
1位:バイエルン・ミュンヘン
国:110カ国(1位)
団体数:4428
圧倒的な数と地域を記録したのはドイツの盟主バイエルン・ミュンヘン。地球上にある国の半数で公式サポーターズクラブが存在しており、ドイツ国内でも他のクラブを圧倒。国際的な人気と国内の人気を両立させている。
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