この夏にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユベントスに加入したことはフットボールファンに大きな衝撃を与えているが、イギリスメディア『90min Football News』のイタリア語版ではかつてベルマーレ平塚からペルージャに加入した中田英寿とロナウドには“共通点”があると現地時間3日に伝えている。
同サイトではロナウドのユベントス加入が単なる戦力面のみならず、マーケティング面でも大きなプラス材料となることに触れながら、「セリエAとマーケティング」という課題について以下のように紹介している。
「現代のフットボール界において、クラブにとって最も重要なことは単なる選手の実力や地力だけではありません。クラブ全体におけるマーケティングやSNS戦略における成長も重要視されている。獲得選手はこの3つの条件に当てはめることが理想である」
「クリスティアーノ・ロナウドはまさにこれらの条件に当てはまっている。クラブに“強さ”を持ってきただけでなく、ロナウド加入によりユベントスのSNSをフォローするファンが大幅に増加している。そして、彼のユニフォームの販売額は歴史的な記録を打ち立てている」
「確かにロナウドを獲得するのはユベントスにとって、非常にリスクを伴うことだった。しかし、このロナウド獲得という決断はマーケティング面を考慮した上でのものだった」
「これは中田英寿についても当てはまる。彼がペルージャに移籍しただけで、日本でセリエAのファンは一気に増えた。彼の実力はやがてイタリア人にも認められ、ローマ、パルマ、ボローニャ、フィオレンティーナでもプレーした・イタリア人の中でも中田の印象は残っている」
「サッカーは世界的に有名なスポーツになり、今やあまりサッカーで知られていない国にも天才が生まれる時代となっている。その中でも一番規模の大きいターゲットは中国である。イタリアでフィットする選手が見つかったら、14億人もの人口を抱える国がターゲットになる」
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