「自分のことを掲載してもらえませんか?」そんなメールから始まった今回のインタビュー。
メールの主は田島翔。現在35歳のサッカー選手です。現在は韓国3部に所属するソウル・ユナイテッドでプレーしています。
シンガポールを皮切りに、クロアチア、スペイン、ニュージーランド、アメリカなど、海外でキャリアを積み、日本ではロアッソ熊本にも所属していた経験を持つ田島選手。
出身地の函館から、夢をかなえるために世界へと飛び出したサムライの、自分の足で歩んできたサッカー人生について、たっぷりと話してもらいました。聞き手はペペ土屋( @PPDOLPHINS )です。
FT:
本日はよろしくお願いします。
田島:
よろしくお願いします。
FT:
韓国の生活には慣れましたか?
田島:
そうですね。ご飯もおいしいので助かっています。
FT:
田島選手のキャリアを拝見すると、海外生活が長いようですが、食べ物なんかも問題ないんですか?
田島:
いや、食べ物で最初にストレスが溜まるんですよ。食べ物で日本に帰りたくなるんです。そういう意味では韓国はものすごくいいところです。全くストレスないので。
FT:
なるほどなるほど。現在田島選手は韓国でプレーされているわけですが、ここに至るまでのキャリアについて、まずはお聞きしたいと思います。とてもユニークですよね。
田島:
そうですね。
FT:
まずはシンガポールに行かれたんですよね。それはどなたかお知り合いがいらっしゃったからなんですか?
田島:
いえ、サッカー雑誌だったんです。本当はブラジルに行きたかったんです。サッカーを始めたきっかけがカズさんで、カズさんと言えばブラジルだったので、ブラジルに行きたかったんです。でも、単純にお金がかかるのでどうしようかなぁ、と思ってサッカー雑誌を見ていたらシンガポールがあって。そこなら割と安めで行けるということで、そこでキャリアを作って逆輸入で日本に来たいっていうイメージだったんですよね。
FT:
フットボール・トライブにはシンガポールにもエディションがあって、現地のスタッフに話を聞くと、サポーターたちの熱が高いと話していました。
田島:
そうですね。当時からそうでしたね。
FT:
やっぱりサッカーの人気は高いんですね。
田島:
そうですね。すごくサッカー好きで。ただ、僕の時は欧州サッカーのファンがすごく多いっていう印象でした。
FT:
国内リーグはそれほど人気があったわけではなかったんですね。そこからFC琉球に行かれて、そこで大怪我をされたんですよね。
田島:
リーグの開幕前に練習試合をしていて、シュートを打った後に相手のタックルを食らってすぐに、折れたっていうのが分かったんです。周りの選手が近づいてきたら、「骨が出てる」って。スネから骨が出たんですよね。
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