近年、数々の若手選手たちが素晴らしい活躍を見せている。しかし、華々しい活躍を見せているのは選手だけではない。チームを率いる監督にも優秀な若手が増えてきている。そこで今回は、サッカー界新時代の監督7選をご紹介する。
マウリシオ・ポチェッティーノ
国籍:アルゼンチン、スペイン
クラブ:トッテナム・ホットスパー
年齢:46
選手時代はエスパニョールでクラブに不可欠な選手として活躍し、その後パリ・サンジェルマン(PSG)へと移籍。PSGでもレギュラーとして活躍した。現役引退後には指導者として2009年に古巣であるエスパニョールの監督に就任。当時4月の段階で最下位であったチームを驚異的に立て直し、残留どころか10位でフィニッシュさせた。その後サウサンプトンの監督に就任し、2014年から現在までトッテナムを率いている。2016/17シーズンは優勝に一歩届かず、惜しくも2位で終えた。
尹晶煥
国籍:韓国
クラブ:セレッソ大阪
年齢:45
選手時代にサガン鳥栖でのプレー経験がある尹晶煥は2009年に鳥栖のトップチームコーチに就任すると、2011年にはJFA公認S級コーチライセンスを取得し、同年1月より鳥栖の監督に就任。この年の開幕時におけるJリーグ38クラブの監督の中では最年少であった。後半戦で16試合連続負けなしを記録するなど、J2リーグ戦で2位となり、同時にクラブ初のJ1昇格を果たした。2017年よりセレッソ大阪の監督に就任すると、今季も含めて上位に食い込む安定した戦いを披露している。
フィリッポ・インザーギ
国籍:イタリア
クラブ:ボローニャ
年齢:45
選手時代はミランやユベントスなどでゴールを量産していたフィリッポ・インザーギは2014年6月、解任されたクラレンス・セードルフの後任としてACミランの監督に就任するも、すぐに解任された。しかし、その後指導者としての復帰の場にヴェネツィアを選び、2016/17シーズンに3部リーグ優勝並びにセリエB昇格を勝ち取った。その後、今季からはボローニャの指揮官としてセリエA返り咲きを果たしているが、戦術面の大幅な変更を行ったこともあり、降格圏に沈むなど苦戦を強いられている。
名波浩
国籍:日本
クラブ:ジュビロ磐田
年齢:45
選手時代はJリーグベストイレブンを4度受賞。日本代表としても、背番号10を背負い、1998年のフランスW杯に出場した経験を持つ。2014年9月25日、ペリクレス・シャムスカの後任としてジュビロ磐田の監督に就任した。惜しくもJ1昇格プレーオフ準決勝ではモンテディオ山形に対して後半アディショナルタイムで失点を喫し敗れ、磐田の1年でのJ1復帰を逃した。しかし1年後昇格を果たすと、人心掌握や選手のマネジメントにより昨季は充実したシーズンを過ごしている。
鬼木達
国籍:日本
クラブ:川崎フロンターレ
年齢:44
現役時代は鹿島アントラーズや川崎フロンターレで活躍し、2006年に引退。風間前監督時代に川崎でコーチを経験しており、2016年に同氏が退任した後に同クラブの監督に就任した。チーム最多得点者の大久保嘉人が抜けたにもかかわらず、その穴を選手補強ではなく戦術によって埋め、アジア・チャンピオンズリーグ準々決勝進出のみならず、昨季はクラブに史上初となるJ1優勝をもたらしている。
シモーネ・インザーギ
国籍:イタリア
クラブ:ラツィオ
年齢:42
現役時代は1999年からラツィオに在籍、その年のコッパ・イタリア優勝に貢献した。2010年に現役を引退してからは同クラブの下部組織で指導者としての道を歩み始める。2016年には当時ラツィオを率いていたステファノ・ピオリ監督の解任に伴ってトップチームの監督に昇格。シーズン終了後にはマルセロ・ビエルサ氏が就任する予定であったが急遽白紙に。再び監督を任されると当時バラバラになっていたチームをまとめ上げ、見事に立て直している。
ドメニコ・テデスコ
国籍:ドイツ
クラブ:シャルケ
年齢:33
テデスコ監督はシャルケの監督に就任する前は2部のアウエを率いていた。そこで同監督の手腕が評価される結果となった。シーズン終了も近くなった3月に就任したにもかかわらず、2部で最下位に沈んでいたチームを残留に導いた。昨シーズンからは7年ぶりに欧州の舞台から遠ざかってしまったシャルケを率い見事2位でフィニッシュ。今季は開幕から3連敗と出遅れているものの、シャルケは再び欧州最高峰の舞台に立っている。
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