ワールドカップ 代表チーム

普段は同僚でも決勝では… 同じクラブに所属する選手たちを一挙紹介

ワールドカップ・ロシア大会も準決勝まで終え、残すところは3位決定戦と決勝の2試合となった。3位決定戦ではグループGのイングランドとベルギーの再戦ということで大きな話題を集めている一方、決勝でも多くの選手がクラブの同僚と対戦相手、または味方の関係にある中で同じピッチに立つことになる。そこで今回は決勝に臨むクロアチア代表とフランス代表の選手たちを所属クラブごとに紹介する(ただし、決勝に臨む選手を3人以上抱えているクラブに限る)。


レアル・マドリード(3人)

リーグ:ラ・リーガ

・ルカ・モドリッチ(クロアチア代表)
・マテオ・コバチッチ(クロアチア代表)
・ラファエル・バラン(フランス代表)

今年のバロンドール受賞候補として大きく取り上げられているモドリッチをはじめ、クラブで出場機会を失っているもののロシアの地では本来のパフォーマンスを発揮しているコバチッチも史上初のW杯優勝に向けてバランと相対することとなりそうだ。


バルセロナ(3人)

リーグ:ラ・リーガ

・イバン・ラキティッチ(クロアチア代表)
・サミュエル・ウンティティ(フランス代表)
・ウスマン・デンベレ(フランス代表)

ラキティッチはモドリッチとともにクロアチア代表の快進撃の原動力となっている。そのラキティッチと敵としてファイナルの舞台で会うウンティティは、準決勝のベルギー戦で値千金の決勝ゴールを決めるなどセットプレーで対戦相手に脅威を与えている。なお、デンベレは決勝トーナメント以降、出場時間がわずか2分にとどまっている。


アトレティコ・マドリード(4人)

リーグ:ラ・リーガ

・シメ・ブルサリコ(クロアチア代表)
・トマ・レマル(フランス代表)
・アントワーヌ・グリーズマン(フランス代表)
・リュカ・エルナンデス(フランス代表)

今大会屈指のストライカーとして注目を集めているグリーズマンはロシアW杯でここまで3回ネットを揺らしている。同じくフランス代表のリュカ・エルナンデスはサイドバックとして出場機会を確保している一方、今夏アトレティコに加入したレマルは1試合での先発フル出場にとどまっている。


ユベントス(3人)

リーグ:セリエA

・マルコ・ピアツァ(クロアチア代表)
・マリオ・マンジュキッチ(クロアチア代表)
・ブレーズ・マテュイディ(フランス代表)

ハードワークという言葉が似合うマンジュキッチは準決勝・イングランド戦での延長後半に見事な勝ち越しゴールを決め、チームをファイナルに導いた。一方、マテュイディは準々決勝・ウルグアイ戦での自身の出場停止によりデシャン監督を悩ませるほどフランス代表にとって貴重な戦力である。


パリ・サンジェルマン(3人)

リーグ:リーグ・アン

・キリアン・ムバッペ(フランス代表)
・アルフォンス・アレオラ(フランス代表)
・プレスネル・キンペンベ(フランス代表)

フランスの強豪・パリ・サンジェルマンで決勝に臨む選手は全員フランス代表で同僚の関係にある。今大会で鮮烈なパフォーマンスを継続して披露し、10代初のバロンドール受賞が現実味を帯びつつあるムバッペをはじめ、トッテナム・ホットスパーのGKウーゴ・ロリスの控えとしてチームを支えるアレオラやキンペンベもこの大一番に向けて集中していることだろう。


マルセイユ(3人)

リーグ:リーグ・アン

・フロリアン・トバン(フランス代表)
・スティーブ・マンダンダ(フランス代表)
・アディル・ラミ(フランス代表)

日本代表DF酒井宏樹が在籍しているマルセイユも3人とも同僚という関係でファイナルの舞台に臨むものの、先発出場の可能性は高くないだろう。前線の切り札であるトバンはここまでの出場時間はわずか1分にとどまっている。マンダンダはグループステージ最終戦・デンマーク戦で先発フル出場を果たしている以外はベンチを温めている状況だ。