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決勝トーナメント1回戦の全8試合が日本時間4日に行われたコロンビア対イングランドを持って消化された。今回はフットボール・トライブが各試合の“診断”を行っている【DR.TRIBE】から各試合のザ・ハード・ワーカー(THW)をご紹介!
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フランス対アルゼンチン
フランス:エンゴロ・カンテ
終始メッシに張り付いて、ほとんど仕事をさせなかった。メッシの一瞬のスピード、細かいドリブルにすべて対応し、シュートコースを消しながら追い込み、メッシが3列目でプレーする時間帯も。いつもと変わらず多くのインターセプトも記録している。
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フランス対アルゼンチン
アルゼンチン:ハビエル・マスチェラーノ
中盤の底でビルドアップからカウンターのリスクマネジメントまで担当。タックルでも違いをつくり、フランスの選手たちをけん制した。
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ウルグアイ対ポルトガル
ウルグアイ:ルーカス・トレイラ
後半には重要なクリアを2度記録し、90分を通して中盤の要として活躍。優れた予測とそこから導き出される気の利いたポジショニングで、相手の侵入を防いだ。
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ウルグアイ対ポルトガル
ポルトガル:ウィリアン・カルバーリョ
彼が中盤にいることで、ポルトガルは落ち着きを持っていた。体格を活かしたボールへのアプローチで多くのボールを奪取。また、攻撃面での貢献も高く精度の高いパスでリズムを与えている。
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スペイン対ロシア
スペイン:コケ
高い集中力と豊富な運動量でロシアのカウンターに対処。ブスケツへのサポートも怠らず、自身が与えられた役割をしっかりとこなした。PKは失敗したが、彼が責めを負う必要はないだろう。
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スペイン対ロシア
ロシア:アレクサンドル・ゴロビン
信じられないスタミナをこの試合でも存分に発揮。延長後半でもスプリントを繰り返せる驚異的な身体能力を見せた。カウンターの基点としてジューバとともに攻撃を牽引し、常にスペインディフェンスの脅威となった。
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クロアチア対デンマーク
クロアチア:イバン・ラキティッチ
極めて安定したパフォーマンスを披露し、最後まで自分のやるべきことを見失わなかった。中盤で、モドリッチよりもバランスを意識したポジショニングでチームを支えた。PKの最後のキッカーとして落ち着いて勝負を決めた。
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クロアチア対デンマーク
デンマーク:ユスフ・ポウルセン
彼がロングボールをしっかりと収めたことでクロアチアは最終ラインを高く保つことにためらいを持った。ドリブルにも切れがあり、クロアチアにとって危険な選手の1人だった。
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ブラジル対メキシコ
ブラジル:ウィリアン
前半は少し鳴りを潜めたものの、後半に抜群のスピードとボールコントロールで相手を翻弄。先制点をお膳立てした。強烈なシュートでオチョアを脅かす場面も。
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ブラジル対メキシコ
メキシコ:ギジェルモ・オチョア
ブラジルが放った20本のシュートの内8本をセーブ。高い集中力と落ち着きでクロスなどにもしっかりと対応した。2失点したものの、どちらも彼にはどうしようもできないレベル。2失点目などは、ネイマールのシュートはしっかりと枠外にそらしている。
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ベルギー対日本
ベルギー:ケビン・デ・ブライネ
後半ビハインドを負ってから本領発揮。抜群の推進力を活かしながら日本の中盤を切り裂いた。決勝点のカウンターも彼のドリブルから始まった。重要な場面で完璧な仕事をこなした。
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ベルギー対日本
日本:香川真司
恐らくこの試合で最もポジショニングに気を遣わなかければいけないのが香川だった。彼がずらされてしまうことで、ベルギーに有効なスペースを与えてしまう。その中でアザールのドリブルやデ・ブライネのポジショニングに翻弄されながらも走り続けた。攻撃面でも全盛期を彷彿とさせるポジショニングの良さでベルギーを苦しめた。
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スウェーデン対スイス
スウェーデン:ロビン・オルセン
後半にスイスの猛攻を受けるもクリーンシートを達成。極めて安定したセービングで最後までスイスにゴールを割らせなかった。
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スウェーデン対スイス
スイス:リカルド・ロドリゲス
試合を通してスイスの攻撃は彼頼みになる場面が目立った・ミスもあったが、組み立ての部分から貢献し、クロスの本数は17に上った。
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コロンビア対イングランド
コロンビア:ウィルマル・バリオス
試合を通して高い集中力と、絶妙なポジショニングでディフェンス面で大きく貢献。イングランドにとっては終始厄介な選手だった。しっかりとコースーを消しながら、要所で人を掴めに行き、正確なタックルでボールを回収した。
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コロンビア対イングランド
イングランド:ジョーダン・ピックフォード
“PK戦の呪縛”を解くPKストップを記録。若き守護神がイングランド国民に歓喜をもたらした。試合中の1失点h彼の責任ではなく、ノーチャンスだった。3セーブを記録し、最後まで最後の砦として安定した仕事をした。
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