代表チーム ポーランド代表

僅差で敗退したセネガル代表、指揮官が選手を擁護「イエローを貰うなとは言えない」

 セネガル代表を率いるアリウ・シセ監督は、敗退の要因となったイエローカードに関して選手を擁護した。29日にスペイン『マルカ』が伝えている。

 現在、ロシアで開催されているFIFAワールドカップも、とうとうグループステージの全日程が終了した。土曜日からは、優勝をかけた一発勝負の決勝トーナメントが開幕する。

 現地時間昨日に行われた、グループHの最終戦のセネガル対コロンビアの一戦は、0-1でコロンビアが勝利を収めた。一方で、日本対ポーランドも0-1でポーランドが勝利したが、これにより珍事が発生した。

 コロンビアのグループ1位通過は決定していたものの、2位が日本かセネガルかという状況になっていた。試合の結果、勝ち点、得失点差、総得点で両者が並ぶという非常に珍しい状況が生まれ、結局明暗を分けたのはイエローカードの枚数だった。日本が4枚だったのに対し、セネガルは6枚だったため、僅差で日本が決勝トーナメント進出を決めた。

 このワールドカップ史上初の出来事に世界中が驚いたが、セネガル代表のシセ監督は次のように述べ、選手を擁護した。

「このルールが残酷であるかどうかはわからないが、ただ1つ言えることは、選手たちにイエローカードを貰うなとは指示できないということだ。フェアプレーに基づくルールだ。受け入れなければならない。ただ、我々はこのような形で大会を去りたくはなかった」