大会:ロシアワールドカップ
カード:ウルグアイ対サウジアラビア
スコア:1-0
【分析内容】
・マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)
・ザ・ハード・ワーカー(THW)
・モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP)
・両チーム監督
・主審
ウルグアイMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):ルイス・スアレス
第2戦にして待望の今大会初ゴール。エジプト戦ではらしくないプレーが散見したが、この試合ではワンタッチで局面を打開するサイドへのパスなど、彼らしいプレーが復活した。
ウルグアイTHW(ザ・ハード・ワーカー):ロドリゴ・ベンタンクール
ユベントスの若手有望MFが攻守にわたってウルグアイを支えた。豊富な運動量でスライドをこなし、入ってきたボールに対してタイトにマーク。攻撃面でもボール回しの中心として高いパス成功率を記録した。
ウルグアイMDP(モスト・ディサポインティング・プレーヤー):対象者なし
サウジアラビアMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):サルマーン・アル=ファラジュ
中盤でビルドアップの中心的選手としてチームの攻撃を組み立てた。サウジアラビアの攻撃は彼を経由して行われ、巧みなポジショニングから好守にバランスをとっていた。
サウジアラビアTHW(ザ・ハード・ワーカー):アブドゥラー・オタイフ
中盤のアンカーとして出場し、守備面でチームを大いに支えた。インターセプトを3本記録し、フィールドプレーヤー最も多くのボールリカバリーを記録した。
サウジアラビアMDP(モスト・ディサポインティング・プレーヤー):ファハド・アル=ムワッラド
この試合で先発に抜擢されたものの、効果的な働きが全くできず。ゴディンとヒメネスに彼が必要とするスペースを消されて、シュート自体が少なかった。
ウルグアイ監督:オスカル・タバレス
エジプト戦とは違い、相手にボールを持たせてショートカウンターやロングカウンターを狙うサッカーを展開。2列目以降に入ってきたパスに対してタイトなディフェンスでショートカウンターを狙い、それを通過されればゴディンを中心とした守備陣でからめとり、高い位置を取れていた両サイドへ長いボールを送り、チャンスを作った。両サイドが高い位置を取ることでその裏のスペースを突かれることは多かったが、クリーンシートを達成し決勝トーナメント進出を決めた。
サウジアラビア監督:フアン・アントニオ・ピッツィ
“自分たちのスタイル”を貫いてグループリーグ敗退が決定したサウジアラビア。ボールを握れていたのはウルグアイがサウジアラビアにボールを握らせていたから。つまり主導権は完全にウルグアイに握られていた。その中でもアル=ファラジュとオタイフは中盤でポジティブなパフォーマンスを披露。ハッタン・バヒーブリも右サイドから中央へ入っていく動きでチャンスを作った。しかし戦術的な柔軟性に貧しく、異なるスタイルの相手に2試合とも対応しきれなかった。
主審:クレマン・トゥルパン
多少疑問の残るジャッジもあったものの、全体的に問題になるような判断もなく、安定したレフェリングで試合をさばいた。
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