代表チーム クロアチア代表

DR.TRIBE【試合診断書】W杯グループステージ クロアチア対ナイジェリア

大会:ロシアワールドカップ
カード:クロアチア対ナイジェリア
スコア:2-0
【分析内容】
・マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)
・ザ・ハード・ワーカー(THW)
・モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP)
・両チーム監督
・主審


クロアチアMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):ルカ・モドリッチ

ポジショニングの良さと正確なドリブル、パスでチームを指揮。ラキティッチと共に試合を支配し、PKもしっかりと沈め勝利に大きく貢献した。


クロアチアTHW(ザ・ハード・ワーカー):イバン・ラキティッチ

モドリッチのポジショニングがより活きる気の利いたポジショニングで、中盤を支配。長短織り交ぜたパスはクロアチアの攻撃において非常に重要だった。


クロアチアMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):対象者なし


ナイジェリアMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):対象者なし


ナイジェリアTHW(ザ・ハード・ワーカー):エテボ・オゲネカロ

確かに彼はオウンゴールを記録したが、アンラッキーな部分が大きい。中盤で縦横無尽に動き回り、攻守に重要な役割を担った。8回のドリブルをすべて成功させ、タックル成功率も100%だった。


ナイジェリアMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ミケル・ジョン・オビ

交代するまで存在感が薄く、攻守に効果的な働きができていなかった。動きが遅く、エナジーが感じられなかった。キャプテンとして若いチームを鼓舞することができず。


クロアチア監督:ズラトコ・ダリッチ

若さで迫るナイジェリアに対して落ち着いた大人なサッカーを展開。ナイジェリアのテンポに付き合わず、中盤をモドリッチとラキティッチで支配しサイドの選手の運動量でアクセントをつけた。マンジュキッチへのポストプレーも一定の効果を見せシュートに繋がっている。オウンゴールやPKと幸運な形での2ゴールではあったが、難しいグループDの初戦を勝利で飾れたことは、決勝トーナメント進出に大きく近づいたと言っていいだろう。


ナイジェリア監督:ゲルノト・ロー

若手選手を登用し、自分たちの強みであるスピーディーでテクニカルな攻撃を前面に押し出して戦おうとしてが、一枚も二枚も上手のクロアチアを前になす術なし。ボールを持てばモドリッチとラキティッチが、カウンターではペリシッチとレビッチが能力を発揮する、バランスのいい「バトレニ」(クロアチア代表の愛称)に主導権を握られた。後半途中からムサを投入して攻勢を強めたものの反対に追加点を決められて万事休す。


主審:サンドロ・リッチ

問題なく試合を裁き、PKのジャッジも間違ってはいなかった。優れたレフェリングと言えるだろう。