ラ・リーガ バルセロナ

伝統のクラシコは大荒れに。マドリードとバルサお互い譲らずドロー決着

 日本時間7日に行われたラ・リーガ36節、バルセロナ対レアル・マドリードの一戦は2-2の引き分けに終わった。

 伝統の「エル・クラシコ」は毎度のごとく白熱した試合となった。

 試合は早い時間に動く。10分、右サイドを突破したセルジ・ロベルトが中央にクロスを入れ、リオネル・メッシがニアに走り込んだ後ろでルイス・スアレスがワンタッチで合わせてゴールネットを揺らし、バルサが先制に成功する。

 しかしマドリードがすぐに同点に追いつく。15分セルヒオ・ブスケツと上手く入れ替わったトニ・クロースがカウンターを発動。クリステァーノ・ロナウドとのコンビネーションで左サイドを崩し、クロスを入れる。ファーでカリム・ベンゼマが折り返したボールをC・ロナウドが合わせて1-1とした。

 両チームともにテンションが高く、イエローカードが飛び交う荒れ試合になった中、このまま前半が終了すると思われたロスタイムに、マルセロを手で叩いたとしてセルジ・ロベルトが一発退場に。バルサは後半から10人で闘うことに。

 しかし再び先にゴールしたのはバルサだった。ラファエル・バランとの競り合いに勝ったスアレスが左サイドを突破し、折り返したボールをメッシがドリブルからシュート。ゴール左隅にシュートを沈めてバルサが勝ち越す。

 なかなか攻め手を見つけられないマドリードだったが、72分に同点に追いつく。マルコ・アセンシオが左サイドから中央に向かって送ったパスを走り込んできたガレス・ベイルがワンタッチで強烈なシュート。これが決まって再び同点に追いついた。

 試合はこのまま終了し、両者譲らず2-2でクラシコは幕を閉じた。