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DR.TRIBE【試合診断書】CL準決勝1stレグ バイエルン・ミュンヘン対レアル・マドリード

日本時間26日に行われたチャンピオンズリーグ準決勝1stレグ バイエルン・ミュンヘン対レアル・マドリード。

今回は試合におけるマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)、ザ・ハード・ワーカー(THW)、モースト・ディサポインティング・プレーヤー(MDP)を選出し、監督と主審についての分析、評価をする。

バイエルンMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):ヨシュア・キミッヒ

序盤こそミスがあったものの、それ以降はC・ロナウドへの対応も改善。2ndレグに向けて、貴重なゴールも記録した。

バイエルンTHW(ザ・ハード・ワーカー):フランク・リベリー

ロッベンのいなくなったバイエルンで唯一の生命線となった左サイド。35歳とは思えないほど、試合終盤まで走り続けた。1つでもゴールに繋げたかっただろう。

バイエルンMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):トーマス・ミュラー

インサイドから右サイドに移ったことで、彼の良さは減少。ポジショニングと動き出しの良さでチャンスを迎えるも、ゴールに結びつけることはできなかった。

マドリードMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):マルコ・アセンシオ

後半から出場し、価値ある決勝点をゲット。縦への推進力はバイエルンに手を焼かせた。フィジカル的にも優れているため、守備の局面でもチームを助けた。

マドリードTHW(ザ・ハード・ワーカー):ルーカス・バスケス

2点目をアシストし、カルバハルが下がってからは右サイドバックとしてプレーした。周りの選手との距離感がよく、最前線に飛び出すタイミングが良かった。今やマドリードに欠かせない選手に成長している。

マドリードMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):イスコ

全くインパクトを残せなかった。ディフェンシブサードからミドルサードに入るパスを頻繁に受けに行き、攻撃にリズムをもたらそうとしたが上手くいかず。そのうえ、マルセロの前に置くには守備力がなさ過ぎた。

バイエルン監督:ユップ・ハインケス

序盤から高い位置までプレスに行き、開始早々にチャンスを迎えるなど、ホームで主導権を握ろうとする意思を感じた。マドリードのテンションの高いプレスに苦しむも、ラフィーニャの貢献などもあり、プレスからのミスが生まれなかったのは流石のバイエルン。不運だったのは前半の内に2人の主力を負傷により欠いたこと。左サイド一辺倒の攻撃になり、右サイドに移ったミュラーの良さは半減。戦術的な交代とは言い切れないが、トリッソの投入はチームに勢いを与える采配だった。

マドリード監督:ジネディーヌ・ジダン

実にCLのマドリードらしい試合運びだった。相手チームに不運が襲い、それをしっかりものにする。正直に言ってラッキーだったともいえる試合展開だった。特に前半はプレスを裏返されるシーンが散見され、幾度となくチャンスを作られた。セットプレーでも競り負けることが多く、中盤のクオリティでも下回っていた。2ndレグに向けて課題山積だ。しかし後半からイスコに替えてアセンシオを投入したのは見事だったし、アウェイで2得点勝利。大きく決勝に近づいた。

主審:ビェルン・カイペルス

終始マドリードに有利な判定が目立った。マドリード・サポーター以外にはフラストレーションの溜まる試合だっただろう。C・ロナウドのハンドも取らないのではないかとひやひやさせた。


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