リーガ・エスパニョーラ第33節バルセロナ対セルタが17日に行われた。
バルセロナは14日の前節バレンシア戦から中2日。21日にセビージャとのスペイン国王杯決勝を控えているため、先発メンバーを8名変更。主力選手を温存した。ジェラール・ピケ、セルヒオ・ブスケツ、アンドレス・イニエスタ、、イバン・ラキティッチらは招集外となった。
前半立ち上がりのバルセロナはセルタの前線からのプレスに苦しむ。イアゴ・アスパスを中心となったカウンター攻撃で、ブライス・メンデス、マキシ・ロペスがチャンスを迎えるも、GKテア・シュテーゲンのビックセーブとゴールポストに嫌われる。
チャンスを作れないバルセロナだったが、前半36分にワンチャンスをものにする。フィリペ・コウチーニョが高い位置でボール奪取に成功すると、パコ・アルカセルへとパス。ダイレクトで出された浮き玉のパスをウスマン・デンベレがゴール左隅へダイレクトボレーで突き刺した。デンベレはこれがリーガ・エスパニョーラ初得点となった。
リードして前半を終えたいバルセロナだったが、前半終了間際の44分。中盤のボール回しでアンドレ・ゴメスがパスミス。カウンターの流れからマキシ・ゴメスが左サイドを突破して中央へクロス。これをジョニーが合わせ、同点に追いついた。
後半も両チームこう着状態が続く。均衡した展開が動いたのは後半60分、アンドレ・ゴメスとフィリペ・コウチーニョに替えてセルジ・ロベルトとリオネル・メッシを投入。
すると、63分にセメドとデンベレがワンツーで右サイドを突破し、パウリーニョがシュート。最後はパコ・アルカセルが押し込み勝ち越しに成功した。メッシ出場からわずか3分で得点に結びついた。
しかし、バルセロナは後半70分ジェリー・ミナが縦パスを奪われ、裏の広大なスペースへイアゴ・アスパスが抜け出す。追いすがった途中出場のセルジ・ロベルトがペナルティエリア手前で後ろから倒し、決定機阻止で一発退場となった。
再三のチャンスを活かせないセルタだったが、後半81分に諦めない姿勢が身を結ぶ。右サイドで途中出場のエムレ・モルがアーリークロス。ニアサイドでイアゴ・アスパスがGKの前に入り込み同点ゴールを奪った。
10人のバルセロナ相手にセルタは試合終盤、猛攻を仕掛けるが得点を奪いきれず、このまま2-2で試合終了。バルセロナは40戦無敗継続となったが、選手層に不安を残す戦いとなった。
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