ベルギーでの日本代表合宿は2日目を終えた。酒井高徳が追加招集され、酒井宏樹の不参加が決定する中、チームは制限を設けてのボール回しやミニゲームなどのメニューでトレーニングをこなした。
代表選手たちのクラブレベルでの状況は刻一刻と変化するが、この冬に大きな決断をした選手の一人が長友佑都だ。7年を過ごしたイタリアを去ったベテランサイドバックは、ガラタサライに活躍の場を移すとすぐさまレギュラーの座を確保した。
イスタンブールでの生活を「最高」だと語る長友は、トルコの地で想像以上の居心地の良さを感じている。
「まず人が優しいですよね。何人だと聞かれて日本人だと言うと、ちょっとお茶飲んでいけって。そのくらい親日国ですよ。日本が大好きな」
快適さを感じているのは、ピッチ外だけではない。戦術的に守備のバランスに重点が置かれていたインテル時代とは違い、ガラタサライではより積極的な攻撃参加を要求されているという。
「ガラタサライの監督の求めるサッカーはどんどんサイドバックに攻撃させるんで、昔の自分に戻ったような感じです。がむしゃらにイキイキしてるなっていう、水を得た魚じゃないですけど、そのくらい居心地も良くて楽しいですよ」
イタリアで守備を学び、トルコで積極的な攻撃参加を取り戻したことで「バランスが取れてきている」という長友は「それを日本代表に出していければ」と語り、その経験が代表でのプレーにもプラスになることを確信している。
「こうして新たな地で勝負するって決断をしてホントによかったなと。改めて1ヶ月半前くらいですかね。振り返ってもよかったなと思います」
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