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ヴィッセル神戸トゥーレル激白!「誰もが忍耐強く…」母国復帰拒否の裏に”日本愛”か

マテウス・トゥーレル 写真:アフロスポーツ

 ヴィッセル神戸所属のブラジル人DFマテウス・トゥーレルは先日、母国クラブからのオファーを拒否した模様。神戸残留を決断したとみられるが、その裏で本人が日本やJリーグへの特別な思いを語っている。

 ブラジル『ランセ』によると、トゥーレルはインタビューの中でこう言葉を絞り出した。「日本はブラジルとは大きく異なる国であり、サッカーだけの問題ではない。文化的にもまったく異なる社会であるから、日々その環境に慣れていく必要があった。その中で、チームメイトからスタッフ、そしてサポーターまで、誰もがとても忍耐強く接してくれた。今は、日本のサッカーのスタイルにもこの国の環境にも完全に順応できたと感じている。ここで100試合以上に出場し、タイトルや個人賞も獲得してきた。クラブとリーグの中で、とても良いキャリアを築いている」

 異文化への適応を「できた」と過去形で言い切れる選手が、どれほどいるだろうか。

 この発言が単なるリップサービスでないとすれば、神戸残留の決断は金銭的な条件や戦力的な保証以上に、この国そのものへの愛着が動機になっていると読み解くのが自然だ。ブラジルのサッカー文化は熱狂的で流動的。対して日本の組織性や規律、そしてサポーターの「忍耐強さ」。これがトゥーレルにとって、確固たる居場所となっていたのだろう。

 その意思は行動でも証明された。ブラジルメディア『Gazeta dourubu』が報じたところによると、トゥーレルはブラジル1部のヴィトーリアからのオファーを拒否し、神戸でのプレー継続を選択したという。同メディアは「現時点ではアジアでのキャリアを続けることが最善と判断し、ブラジル復帰の可能性を否定している」と伝えており、本人の意思は固いとみられる。

 むしろ注目すべきは、トゥーレル自身が語ったタイトルへの渇望だ。「我々の目標は主要タイトルを争うことだ。まだ多くの試合が残っているが、タイトル手に入れたい。再びサポーターとともに祝いたいね」と、本人は主力センターバックとしての思いも口にしている。

 AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)への言及も見逃せない。「中東のクラブと対戦することもあり、難しさは理解している。それでも、自分たちのチームのポテンシャルや日々の努力と献身を信じている。一歩一歩進み、常に相手をリスペクトしながらも、顔を上げて戦い続けていくつもりだ」。アジア制覇を本気で射程に収めた発言だ。

 ただ、ACLEの舞台で活躍するとなれば、今後南米や中東等から正式オファーが届く可能性も。特に一部の中東クラブは高額年俸を用意するだけの財力があるだけに、トゥーレルの意向に影響を与えそうだ。