
ラ・リーガのバルセロナは、今後4年から5年にわたって最終ラインの軸を担えるトップレベルのセンターバックを少なくとも1人確保し、将来を見据えた守備陣の強化について内部で検討を続けているようだ。
その動きについて、スペインメディア『Barca Universal』は、「バルセロナは左利きで信頼できるセンターバックの補強を長年の課題としており、現在は候補を2人に絞っている」と報じた。同クラブのスタッフは、プレミアリーグのマンチェスター・シティに所属するDFヨシュコ・グバルディオルと、セリエAのインテルに所属するDFアレッサンドロ・バストーニを、条件に最も合致する選手として評価しているという。
ただし、現時点で移籍交渉が進む状況ではない。バルセロナは依然として財政面の制限下にあり、ラ・リーガが定める選手登録ルールである1対1のサラリー・フェアプレー規則を完全には満たしていない。このため、現段階で大規模な補強を行うことは現実的ではないとクラブ内部は判断している。
一方で、来2026年夏には選手登録に関する制限が緩和され、状況が正常化する可能性があるとの見方も出ている。もし制限なく補強が可能となれば、両選手は本格的な獲得対象になると同メディアは伝えた。
競技面では、グバルディオルはビルドアップ能力や広い守備範囲、最高レベルでの経験を備えた選手として高く評価されている。しかし、シティは守備の主力を手放す姿勢を見せていない。バストーニについても、インテルがプロジェクトの中核と位置付けており、現時点では両者とも長期的な計画の一部にとどまっているという。
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