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ジェフ千葉、守護神ホセ・スアレス残留へ!徳島から加入1年目でJ1昇格に貢献

ジェフユナイテッド千葉 写真:Getty Images

 スペイン人GKホセ・スアレスは、ジェフユナイテッド千葉の正守護神としてJ1昇格に大きく貢献。徳島ヴォルティスでのプレー経験もある同選手の去就に注目が集まっているが、本人が残留を示唆している。

 スアレスは19日深夜にXを更新。同日に公式発表された千葉の2026シーズン試合日程を引用した上で、「スタジアムでファンが作り出す雰囲気を体験するのが本当に楽しみです」とポストしている。この投稿内容を踏まえると、スペイン人守護神の今冬残留は既定路線とみられる。

 現在30歳のスアレスは、バルセロナの下部組織出身。ジローナをはじめスペイン国内の複数クラブを渡り歩き、2022年1月に徳島へ移籍。来日1年目からJ2リーグ戦34試合に出場と、正守護神としての働きを見せたが、3年目の2024シーズンはリーグ戦23試合の出場に終わった。

 2024シーズン終了後に千葉へ移籍すると、2025シーズンはJ2リーグ戦26試合でスタメン出場。9月26日の練習中に右膝内側半月板損傷という大怪我を負ったことにより、一足早くシーズンを終える形となったが、それでも千葉に必要不可欠な戦力としてクラブ内外から信頼を寄せられている。

 スアレスは負傷という逆境を経験しながらも、千葉において確かな信頼と存在感を築き上げてきた。SNSで語られた言葉は、クラブやサポーターとともに戦い続けたいという強い意思の表れと見るべきであろう。

 J1の舞台では、より高い集中力と経験値が求められるが、欧州と日本で培ったキャリアを持つスアレスは、その重責を担うに足る存在である。彼の残留は戦力面のみならず、チーム全体の精神的支柱としても大きな意味を持つものであり、千葉の新たな挑戦を支える重要な鍵となるのである。