
北海道コンサドーレ札幌所属のスペイン人FWジョルディ・サンチェスは、今季限りでの退団が決定的。本人がSNS投稿で移籍を示唆しているほか、すでに複数クラブが同選手の獲得に乗り出しているという。
ポーランド『transfery』は12月19日、サンチェスの去就を特集。「彼は再びポーランドのピッチに立つことになった」「Jリーグ挑戦は、彼にとってもクラブにとっても成功とは言い難いものとなった。札幌はJ2へ降格し、サンチェス自身も十分な出場機会を得られず、目立った成績を残すことができなかった。このような状況を踏まえ、彼はわずか半年でポーランドに戻る決断を下した」と伝えており、欧州復帰が既定路線だという。
そんなサンチェスを巡っては、ポーランド1部アルカ・グディニャ、ザグウェンビェ・ルビンの2クラブが獲得に動いている模様。ピアスト・グリヴィツェも同選手を獲得候補にリストアップするなど、争奪戦が激しさを増しているという。
一方、サンチェス本人は明治安田J2リーグ戦全日程終了後の12月1日にインスタグラムを更新。「私の人生で最も理不尽なシーズンが終わりますが、それと同時におそらく最も多くを学んだシーズンでもありました」などと来日2年目の2025シーズンを振り返った。
そして、ストーリーズではユニフォームを持ったファンとみられる人々との記念写真をアップした上で、「あなたが私たちのためにしてくれたことすべてに対して、言葉では感謝しきれません」と日本語でポスト。つづけて機内にいる様子をポストすると、「トンネルの終わりに明かりがある」と投稿。このコメントが出場機会の少なさに関連付いているものであるだけに、今冬移籍がほぼ確実とみられる。
サンチェスは2024年夏にポーランド1部ヴィジェフ・ウッチから札幌へ完全移籍したが、来日1年目はシーズン終盤に左足を骨折したこともあり、リーグ戦7試合の途中出場でノーゴールという結果に。2025シーズンもJ2リーグ9試合の出場で1ゴール1アシストと出場機会に恵まれず、6月15日のFC今治戦を最後に出番が無かった。
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