
ブラジル人MFヴァウ・ソアレスは契約満了により、今季限りでヴァンフォーレ甲府を退団。ブラジル2部のCRBへ加入する見込みでだという。
ブラジル『CBN Maceio』は12月12日、CRBの補強計画を特集。すでに複数選手の獲得に動いているというが、ソアレスについて「2026年の加入に向けて交渉が大詰めを迎えている」とリポート。契約満了により甲府を去っているだけに、移籍金ゼロでの獲得になるとみられる。
ソアレスは2025年4月に甲府へ移籍。今季は、J2リーグ戦15試合でスタメン出場しており、8月30日のジェフユナイテッド千葉戦以降もコンスタントに先発に名を連ねていたが、10月25日開催の藤枝MYFC戦以降は3試合続けて出番なし。ラスト2試合はいずれも後半途中からピッチに立ったが、わずか1年でチームを離れている。
また、2025年10月末には代理人の変更で話題に。ブラジル系のエージェント会社『Antoniu’s Assessoria Esportiva』は同月27日に公式SNSアカウントを通じてソアレスとの契約締結を公式発表。FWレオ・セアラ(鹿島アントラーズ)、MFユーリ・ララ(横浜FC)、FWエロン(ベガルタ仙台)ら複数の外国籍Jリーガーを顧客に持つエージェントとの契約により、前触れという見方もあった。
ソアレスの退団とCRB移籍の動きは、出場機会の変動や代理人変更といった要素が複合的に作用した結果であると考えられる。短期間での別れとはなったが、リーグ戦での一定の貢献や献身的なプレーはチームに確かな存在感を残したと言える。
代理人契約の刷新によって新たなキャリア形成を図る姿勢は明確であり、ブラジルでの再挑戦は彼にとって再評価を得る機会となるだろう。甲府での経験を糧にさらに成長を遂げ、次の舞台でより大きな飛躍を示すことが期待される。
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