セリエA第25節のSPAL対ナポリ戦が18日行われた。この試合で0-1で勝利したナポリは首位の座を保持するのに成功している。しかしナポリのマウリツィオ・サッリ監督は試合後に若干の不満をこぼしている。
首位のナポリとそれを勝ち点1の差で追いかける2位のユベントスの熾烈な首位争いが続いている。僅差であり、両者ともに1試合も落とせないために両チームの試合に漂う緊張感は凄まじいものだ。両クラブはその緊張感を保ちつつ、9連勝中である。
この第25節ではユベントスが本拠地をともにするトリノとのダービー戦にまず勝利した。この試合終了時点でユベントスが首位になり、ナポリにはSPAL戦での引き分けも許されていなかった。
そのためこの試合での勝利は、サッリ監督率いるナポリにとって決して落とせない貴重なものを意味する。ただでさえ同クラブはヨーロッパリーグでのライプツィヒ戦を1-3で敗れたばかりだ。だがサッリ監督はSPAL戦の試合内容になっとくがいかない様子だ。
「ライプツィヒ戦での失望の後でしたから、もちろん勝利を望んでいましたよ。ただこういった試合で(前半6分の得点から)1-0で試合終了させるのはよくないね。闘志がかけてたよ」
後半終了近くには引き分けの危機もあった。しかし、同監督はそうは感じなかったようだ。
「終了間際に危なかったかって?私はそうは感じなかったよ。でも昨年サッスオーロに試合唯一のシュートで試合終了間際に引き分けに持ち込まれたことを思い出したよ。私たちは気取りすぎたね」
完璧を目指すサッリ監督のサッカー哲学にはそぐわない試合内容だったのかもしれない。しかし、くりかえすようだがホームでライプツィヒに敗れたばかりの同クラブには嬉しいニュースだ。
「私たちは別にライプツィヒ戦を過小評価したわけではないんですよ。選手を入れ替えただけです。ただ出場選手たちにはもっと情熱あるプレイを期待していたんですけれどね」
ナポリは次戦、26日にカリアリと対戦する。首位を争うユベントスは25日にアタランタ戦だ。両チームの活躍に注目したい。
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