
埼玉県の昌平高校は、第104回全国高校サッカー選手権大会への出場権を獲得。強豪校として全国大会での躍進も期待されるところだが、同校ラグビー部との待遇差が顕著だと話題に。埼玉スタジアム2002公園指定管理者に浦和レッズが指名されなかったことについて、埼玉県の審査過程について追及していることで有名な諸井真英埼玉県議会議員が疑問を呈している。
昌平高校公式サイトによると、埼玉県議会ラグビーおよびサッカー振興議員連盟の関係者は5日、全国大会に出場するラグビー部、男子サッカー部への激励会を実施。校長、ラグビー部・サッカー部代表者らが出席したという。
この激励会の様子に違和感を覚えたのが、元サッカー選手である諸井氏だ。同氏は8日にXを更新。昌平高校の部活動について「今年の全国高校サッカー選手権大会、、高校ラグビー選手権大会、どちらも埼玉県代表は昌平高校 サッカーや駅伝は元々強かったが、これに加えて近年はラグビー、野球、バスケットボール、バレーボールと何でも強い」と紹介した上で、自身も出席していた激励会の様子についてこう報告している。
「県議会サッカー振興議連会長として昌平高校を激励させていただいた。その直前にはラグビー部が県議会ラグビー議連の激励会に出席し、サッカー部の激励はその直後。当然同じ学校なので校長先生はそのまま居残って出席。ところが、写真を見比べていただければ一目瞭然だが、ラグビー議連としてラグビー部を激励したのは議長、副議長含め28名の県議でほとんどが自民党県議」
「対してサッカー部を激励したのは私を含めて5名。 議長副議長はじめ直前まで30名近い議員がいたのに自民党県議団の議員はゼロ。議長には出席依頼を出したが出席できないとして拒否。ラグビー部の激励会に出席した後にサッカー部に出席した校長先生が困惑の表情を浮かべていた」
「自民党県議団はラグビー部は応援するが、サッカー部は応援しないらしい。高校生のスポーツに大人の事情を絡ませるな、と言いたいが、残念ながらこれが埼玉県議会の現状。サッカー部もラグビー部も埼玉県代表として堂々と戦ってほしい。 多くの県民が応援しています」
なお、諸井氏は埼玉スタジアムの指定管理者に『公益財団法人埼玉県公園緑地協会』が指名されたことに関する問題にも関心を向けている。この問題を巡っては、2025年3月時点で「これは不正な指定管理者選定であることは明らかだが、不正に関与した人間は説明責任が求められると思うが」と批判している。
また同年9月には「埼玉県都市整備部、都市整備部公園スタジアム課所管である緑地協会との関係が深い埼玉県議が浦和レッズを指定管理者から外した」「その県議がイベントの開催を望んでいた」と主張する投稿をリポストしている。
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