Jリーグ サンフレッチェ広島

広島監督退任スキッベに中国行き浮上!名古屋も新天地候補?長谷川健太後任・他候補リストも

ミヒャエル・スキッベ監督 写真:Getty Images
ミヒャエル・スキッベ監督 写真:Getty Images

 サンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督は、すでに今季限りでの退任が決定。長谷川健太の後任として名古屋グランパスの指揮官に就任する可能性が取りざたされているが、11月30日開催の明治安田J1リーグ第37節・川崎フロンターレ戦を前に中国行きが噂されている。

 スキッベ監督の去就を巡っては、海外メディア『all asian football』のジャーナリストであるダニーロ氏が、名古屋の監督人事に関連して、長谷川監督の「潜在的な」後任候補にスキッベの名前を挙げたほか、東京ヴェルディの城福浩監督、今季限りでガンバ大阪指揮官を退任するダニエル・ポヤトス氏、下平隆宏氏(元V・ファーレン長崎監督)、片野坂知宏氏(元大分トリニータ監督)、三浦淳宏氏(元ヴィッセル神戸監督)、岩政大樹氏(元北海道コンサドーレ札幌監督)をリストアップしていた。

 Jリーグ他クラブでの指揮を望む声が一定数存在するなか、中国『捜狐』は11月29日、中国1部・山東泰山の監督人事を特集。「冬の移籍市場でドイツの名将を招聘することを検討している。広島の監督を退任することが決まっているスキッベ氏が、新監督の有力候補となっている」とした上で、ドイツ人指揮官の特徴や実績について以下のように記している。

 「スキッベ氏は非常に実力のある指導者であり、かつてブンデスリーガの複数のクラブで指揮を執った経験を持つ。また広島の監督就任後は、チームを2度のリーグカップ優勝(原文ママ)に導き、さらに優秀な若手選手も育成した。こうした状況から、スキッベ氏は泰山に適任であると言える。特に彼は成熟した守備組織を構築することに長けており、3バックのシステムを好む傾向がある」

 スキッベ氏はボルシア・ドルトムント、バイエル・レバークーゼンなど欧州複数クラブを指揮した実績の持ち主。2022年から率いている広島では、2度のYBCルヴァンカップ優勝を成し遂げたほか、J1リーグでもコンスタントに上位争いを繰り広げてきた。

 一方、山東は2024/25シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)を途中棄権したことで話題に。今季の中国1部リーグ戦では、優勝した上海海港から勝ち点13差の5位に終わっている。