
プレミアリーグのリバプールに所属する日本代表MF遠藤航が、11月18日に東京で行われたボリビアとの国際親善試合で先発し、フル出場した。チームが3−0で勝利した一方、遠藤が自身の現在の状況に満足していないことが明らかになった。
UKメディア『Liverpool.com』は、遠藤が日本代表に戻った中で、リバプールでの出場時間の少なさが代表にも影響していると伝えた。同メディアは、遠藤が9月7日以来となる代表先発を果たしたものの、日本代表の直近4試合で出場がなかった事実にも言及した。
遠藤はキャプテンとしてピッチに立ち、チームの勝利に貢献したが、遠藤自身は現状に満足していないと試合後のインタビューで語ったとさまざまなUKメディアで報じられた。
遠藤は試合後のインタビューに対し、自分が多くの試合に出られていないと感じていると明確に述べた。遠藤は、限られた機会の中でも高いレベルでプレーする必要があると考え、日本代表のチーム全体を整理し、難しい状況でどう守るかを意識したと説明した。
また遠藤は、この試合が日本代表の森保一監督の100試合目だったことを挙げ、勝利で終えられたことを喜んだ。
ただし遠藤は、勝利という結果にもかかわらず「完全には満足していない」と明言したと同メディアは報道。遠藤は、まずクラブに戻って力を尽くし、3月の代表戦に良い状態で臨みたいという意図を示した。
リバプールは、現地10月29日にクリスタル・パレスに敗れてカラバオカップから姿を消した。今2025/26シーズンにおいて遠藤が先発したのは、クラブと代表を通じて4試合のみで、クラブでの出場は7試合にとどまっている。
クラブがカップ戦を失ったことで、カップ戦要員の遠藤がプレミアリーグで先発する機会はほぼ見込めないだろう。
一方、遠藤は今2025年夏に出場時間の少なさにもかかわらず、リバプール退団の考えを否定し、クラブに残る意志を示していた。2026FIFAワールドカップを見据える中で、遠藤がクラブと代表の両方でどのように出場機会を得ていくかが注目される。
コメントランキング