
プレミアリーグのアーセナルに所属するFWガブリエウ・ジェズスは、2022年にマンチェスター・シティから加入したが、負傷の影響や不安定なパフォーマンスによって期待を下回っている。
UKメディア『TeamTalk』によると、アーセナルは2年前に支払った移籍金4,500万ポンド(約90億円)から減額し、3,000万ポンド(約60億円)でジェズスの売却を容認する姿勢を見せているという。アーセナルのスポーツディレクターのアンドレア・ベルタ氏も、2025年1月の放出に前向きと報じられた。
ジェズスはアーセナルの公式戦96試合で26ゴール20アシストを記録しているが、昨2024/25シーズン途中のマンチェスター・ユナイテッド戦で前十字靭帯を損傷。現在はボールを使った練習を再開しているものの、実戦復帰にはまだ時間を要するようだ。
アーセナルのミケル・アルテタ監督が、ジェズス起用可能な時期にもFWカイ・ハフェルツを“偽9番”として試したことや、今2025年夏にポルトガル1部スポルティングCPからFWビクトル・ギェケレシュを獲得したことも、ジェズスの序列低下を裏づけている。
一方、エバートンがジェズスの獲得候補として浮上。同メディアの記者ディーン・ジョーンズ氏は「エバートンの決定力不足が続く場合、クラブは新たなFW獲得を検討するだろう。ジェズスはその例として適している」と述べた。ただし移籍金だけでなく、高額な給与パッケージが障壁になるとも指摘している。
その状況をUKメディア『EPL Index』は、仮にジェズスのエバートン移籍が実現すれば野心的な補強となるが、財務面と怪我のリスクを考慮すれば実現性は限定的だと指摘。アーセナル側の譲歩やジェズス本人の条件見直しがない限り、交渉は難航する可能性が高いと分析している。
コメントランキング