
オランダ1部エールディビジのフェイエノールトは、ベルギー1部のセルクル・ブルッヘから、移籍金約1,000万ユーロ(約17億円)で日本代表FW上田綺世を2023年8月に獲得した。だが最初の2シーズンではゴール数が伸びず、批判を受ける場面も多かった。
その一方で、フェイエノールトが日本代表DF渡辺剛を獲得する際には、この上田の存在が大きな役割を果たしたとオランダメディア『voetbalzone』が伝えた。
同メディアによるとオランダのサッカージャーナリスト、ウィレム・フィッサース氏がオランダのESPNの番組『Voetbalpraat』でこの内容を明かしたことを伝えている。
上田は昨2024/25シーズン終了後の今2025年夏の移籍リスト入りしていたが、最終的にロビン・ファン・ペルシ監督がクラブに引き留めた。その結果、上田の残留が渡辺獲得に有利に働いたと同氏は示唆している。
同番組に同席した元アヤックスMFケネス・ペレス氏も、この考え方に同意した。ペレス氏は過去の事例として、FWルイス・スアレス(現インテル・マイアミ)がアヤックスに在籍(2007-2011)していた際に、数年後に同じウルグアイ人であるMFニコラス・ロデイロ(現オーランド・シティ)が加入したケースを挙げた。
この手法を例にとり、ペレス氏は今回のフェイエノールトの渡辺補強の判断も賢い策だと認めつつ、「渡辺は単なる戦略ではなく、本当に優れた選手だ」とも同番組で強調している。
また、フィッサース氏によれば、ファン・ペルシは自身がストライカーとしての経験を持つため、上田に多く関わってきたという。そして現在では、日本語で会話できる仲間(渡辺)ができたことで上田がより明るくなったと語られている。環境が改善されたことが精神面に好影響を与えた形だ。
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