旗手が「セルティックの魔術師」と称される

　セルティックに所属する日本代表MF旗手怜央が、スコットランド国内での圧倒的な強さを支える選手の一人として、その活躍ぶりがUKメディア『Football FanCast』で高く評価されている。2021年にわずか140万ポンド（約2億7,530万円）で加入した旗手は、瞬く間にチームの中核として存在感を発揮し、数々の重要な試合で結果を残してきた。

　旗手の卓越した才能を同メディアは「魔術師」と表現。2021/22シ－ズン加入直後のレンジャーズとのグラスゴーダービーで2得点1アシストを記録し、当時チームをシーズン初の首位に導いた旗手の姿は語り草となっているようだ。

　現在、旗手の市場価値は900万ポンド（約17億6,967万円）にまで上昇し、今2024年夏にクラブ史上最高額の1,100万ポンド（約21億円）で加入したMFアルネ・エンゲルスと肩を並べる評価を受けている。エンゲルスはMFマット・オライリー（ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン）の後任として期待されているが、旗手の安定感と攻守にわたる貢献度の高さには及ばず、スタメン争いで後れを取っている状況だ。

　旗手の実力は統計データにも表れており、パス成功率や決定機への関与、守備面での数値はチーム内でも突出している。こうしたデータが示すように、彼の存在がセルティックの成功を支える大きな要因となっていることは疑いようがない。

　過去にはプレミアリーグの複数クラブが旗手に関心を示していたが、セルティックのファンは、彼がスコットランドでさらに輝きを放ち続けることを望んでいるようだ。「セルティックの魔術師」という評価は、旗手の今後のさらなる活躍を予感させる言葉となりそうだ。