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藤本寛也の日本代表初招集は?古巣東京ヴェルディOB「左利きで中盤なら…」

藤本寛也 写真:Getty Images

 かつて東京ヴェルディに在籍していたMF藤本寛也は、現在ジル・ヴィセンテFCの主力選手として活躍。9月22日開催のポルトガル1部リーグ第6節カーザ・ピアAC戦で今季4ゴール目を挙げたが、FIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選前から古巣OBが同選手の日本代表招集を推薦している。

 現在25歳の同選手は、2020年8月に東京Vからジル・ヴィセンテへ期限付き移籍すると、海外挑戦1年目から結果を残し、2022年夏に完全移籍へ移行。2023/24シーズンもリーグ戦33試合の出場で3ゴール7アシストと結果を残していた。

 2024年1月にはMF守田英正所属スポルティングCPからの関心も取りざたされ藤本だが、今季もジル・ヴィセンテで好調をキープ。カーザ・ピア戦で43分に左足からのシュートで先制ゴールを奪うと、ポルトガル紙『ア・ボーラ』も「彼はリーグ戦6試合ですでに4ゴールをマーク。昨季の成績にほぼ並んだ」などと称えている。

 今季ここまで鮮烈なパフォーマンスを見せているだけに、日本のサッカーファンからは藤本の日本代表初招集を望む声が。東京ヴェルディOBで解説者の林陵平氏は、AFCアジアカップ終了時点で同選手の能力を見抜いているが、ヴィッセル神戸OB那須大亮のYouTubeチャンネルに出演した際に、以下のようなコメントを残している。

 「彼は(ジル・ヴィセンテで)スタメンで10番を背負っている。左利きで中盤ならばどこでもプレーできる。サッカーIQが高いので、立ち位置、ポジショニングがすごく良いタイミングで取れる。左のキックのセンスも抜群だし、すごく楽しみな選手」

 森保ジャパンの攻撃的MFでは、MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF鎌田大地(クリスタル・パレス)、MF南野拓実(ASモナコ)が結果を残しているだけに、同ポジションでの競争は激しい。ポルトガル1部リーグで結果を残している藤本のA代表初選出は実現するのだろうか。