U23日本代表GK小久保玲央ブライアンはGK鈴木彩艶(パルマ)の後釜として、ポルトガル1部ベンフィカからシント=トロイデンVV(STVV)へ移籍。今月11日開催のベルギー1部リーグ戦での新天地デビューが期待されているが、STVV指揮官はパリ五輪での活躍ぶりを評価していないようだ。
柏レイソル下部組織出身の小久保は、ポルトガル1部ベンフィカの下部組織で出場機会に恵まれなかった一方、大岩ジャパンでは正GKとして活躍。パリ五輪の舞台で好セーブを連発したほか、グループステージのマリ戦では試合終了間際にPK失敗を誘ったことで話題に。今年9月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選を前に、森保ジャパン(A代表)入りを望む声も湧き起っている。
しかし、STVVのクリスティアン・ラタンツィオ新監督はパリ五輪でのパフォーマンスに一切興味を示していない模様。ベルギーメディア『Voetbal』が今月10日に伝えたところによると、同監督は小久保について「彼はこのクラブにやって来たばかりだし、私服姿しか見ていない」と語った一方で、パリ五輪への言及はなかったという。
一方、小久保以外の日本人選手については「山本理仁と藤田譲瑠チマは、(パリ五輪参戦前に)プレシーズントレーニングに参加した。谷口彰悟は(先月28日開催の)アンデルレヒト戦で良いプレーを見せていた」と語ったという。
なおSTVVは複数の日本人選手を欠いたこともあり、今季ベルギー1部リーグ開幕戦から連敗。GKジョー・コッペンズが2試合で5失点を喫しているだけに、小久保としては今月11日のロイヤル・アントワープ戦でアピールしたいところだ。
コメントランキング