リバプール所属の日本代表MF遠藤航は、今月29日開催のプレミアリーグ(イングランド1部)第10節ノッティンガム・フォレスト戦で途中出場。26日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)トゥールーズ戦で移籍後初ゴールをマークしたとはいえ、現地では依然として同選手に疑問の目が向けられている。
昨季までブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルトのキャプテンとして活躍していた遠藤。今年8月にリバプールへ完全移籍したものの、ここまでプレミアリーグでスタメン出場わずか1試合。30歳という年齢での獲得や、控え要員に甘んじている現状から、現地では遠藤の獲得に対する疑問や批判が沸き起こっている。
それでも同選手はトゥールーズ戦でスタメン出場すると、1-1で迎えた前半30分にヘディングシュートから勝ち越しゴールを奪い、勝利の立役者に。ノッティンガム戦では80分からピッチに立ち、チームの勝利に貢献している。
徐々に本来のパフォーマンスを発揮しつつある遠藤だが、リバプールOBのスティーブ・ニコル氏はユルゲン・クロップ監督の起用法から、同選手に対する信頼度は低いと主張。米メディア『ESPN』のインタビューで、以下のようなコメントを残している。
「クロップ監督には、アレクシス・マック・アリスターをもう少し深い位置に置く余裕があるということだ。それでもリバプールの攻撃陣が優れているからね。だが、監督は遠藤を信頼していないと思う。(マック・アリスターを守備的なポジションで起用している理由には)おそらくこれがより当てはまる言葉だと思う。彼はまだ遠藤を先発起用して、他の2人のポジションを上げようとはしていない」
マック・アリスターの中盤起用には、リバプールの専門サイト『Liverpool.com』も注目。「リバプールは来年1月の移籍ウィンドウで新たな“6番”を狙う可能性がある」として、ボルシア・メンヒェングラートバッハ所属のクアディオ・コネを獲得候補に挙げている。
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