明治安田生命J1リーグ首位のヴィッセル神戸は今月19日、プレミアリーグ(イングランド1部)アストン・ビラと戦略的パートーナーシップ提携で合意に達したと公式発表。現地ではブライトン所属MF三笘薫の活躍ぶりが話題を呼んでいるだけに、アストン・ビラの日本人選手獲得が予想されている。
神戸は今回のパートナーシップの概要について「若手選手の海外移籍支援や選手育成を含めたパスウェイの構築を筆頭に、指導者養成やクラブ間の人材交流、ユース年代における交流プログラム、チーム編成、スカウト、分析に関わる様々なデータや知見の共有など、 その領域は多岐にわたります」と、公式サイトを通じて説明。
アストン・ビラのナセフ・サウィリス会長は「両クラブは多くの重要な分野で協力しパフォーマンス、スカウティング、リクルートメント、データ分析、トップチームの選手管理、商業面やブランディング面などで知見を共有していきます」
「また、私たちはヴィッセル神戸のアカデミー選手の育成とヴィッセル神戸のユース育成コーチ陣を支援していきます。ヴィッセル神戸の選手たちにヨーロッパでフットボールをするための道を創り出し最終的にはアストン・ビラでプレーする道を拓くことができればと考えています」と、将来的な日本人選手獲得の可能性に言及している。
これを受けて英メディア『シティAM』は、「英国のEU離脱により、EU圏内選手による移籍の自由がなくなって以降、日本をはじめ欧州圏外の選手は英国のクラブにとってより魅力的な市場となっている」と指摘。
「ブライトンは2021年夏に川崎フロンターレから三笘薫を獲得した。三笘は250万ポンド(当時約4億円)で加入したが、現在の市場価値が20倍以上に高騰しているという点で注目すべき成功を収めている。一方でセルティックは日本人選手を数名獲得している」と事例を紹介するなど、日本人選手獲得の動きが加速するとの見方を示した。
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