FC町田ゼルビア、清水エスパルスなど複数クラブを渡り歩いた元北朝鮮代表選手の鄭大世氏が、韓国サッカー界に提言。日本サッカーの良さを受け入れる必要があると主張している。
韓国では最近、日本と韓国のサッカー格差に関する議論が白熱している。韓国紙『中央日報』は今月8日、直近2年半の日韓戦(年代別代表の試合も含める)で韓国代表が5試合つづけて0-3と敗れたことに触れた上で、「韓国サッカーが日本に追い越されたのは10年以上も前のこと」という韓国サッカー関係者のコメントを紹介。
欧州でプレーする選手の数が「28(韓国)対136(日本)」であることも指摘したほか、日本企業によるベルギー1部シント=トロイデンVVの経営権取得、日本サッカー協会(JFA)によるドイツ・デュッセルドルフの準ホーム化もあわせて紹介している。
両国のサッカーレベルには、鄭大世氏も関心を寄せている模様。「韓国の方が後れをとっている」という前提条件のもと、『中央日報』のインタビューで以下のようなコメントを残している。
「韓国サッカーが持つ特徴と個性を維持しながら、日本サッカー界が先を行っている部分を思い切って受け入れる開いたスタンスが必要です。将来有望な選手が相次いで欧州移籍するなど、新たな挑戦の機会を提供している日本サッカーを研究すべきですね」
韓国代表は来月、イギリス国内でウェールズ代表やサウジアラビア代表と対戦。10月にチュニジア代表やベトナム代表との親善試合を予定する中、韓国代表のユルゲン・クリンスマン監督は日韓戦の定期開催を要望している。
「日本代表と毎週でも試合をしたい」というクリンスマン監督の発言は、日本国内でも話題に。ネット上では日韓戦の定期開催に対する反対意見が沸き起こっているほか、さらなる欧州や南米強豪とのマッチメイクを求める声も上がっている。
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