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浦和元指揮官ペトロヴィッチがトルコへ。クライファート新監督の右腕に

ゼリコ・ペトロヴィッチ氏 写真:Getty Images

 かつて浦和レッズを率いていたゼリコ・ペトロヴィッチ氏は、昨年2月にイラク代表監督を解任。1年以上にわたりフリーの身だったが、今月になってトルコ1部アダナ・デミルスポルのアシスタントコーチに就任。パトリック・クライファート新監督を支えることになった。

 ペトロヴィッチ氏はかつて1997年から2000年まで浦和でプレー。2011年には指揮官として浦和に復帰したものの、同年10月に成績不振により解任。その後はユトレヒトやフェイエノールトなどオランダ国内の複数クラブでアシスタントコーチを務めていたほか、2021年11月からイラク代表を指揮。しかしFIFAワールドカップ・カタール大会アジア予選での不振をうけて、わずか3か月で解任されていた。

 オランダ紙『テレグラーフ』の報道によると、ペトロヴィッチ氏は先月30日にクライファート新監督からのコーチ就任を要請されたとのこと。本人は同紙のインタビューで「家でじっとしているのは私にはまったく向いていない」と語ったほか、以前からクライファート新監督と連絡を取り合っていたことも明かしている。

 デミルスポルは2020/21シーズンに2部リーグで優勝。2021/22シーズンに昇格組ながら9位と健闘すると、2022/23シーズンはヴィンチェンツォ・モンテッラ前監督のもと首位ガラタサライから勝ち点19差の4位と躍進している。

 なおクライファート氏は、かつてミランやバルセロナ、オランダ代表などでプレー。現役引退後はオランダ代表のコーチを務めたほか、パリ・サンジェルマンのスポーツディレクターとして活躍していた。