Jリーグ アルビレックス新潟

伊藤涼太郎にセルティック移籍説あった「ポステコグルーのトッテナム行きで…」

伊藤涼太郎 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグのアルビレックス新潟所属MF伊藤涼太郎は今月5日、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)への完全移籍。英国内ではセルティックを率いていたアンジェ・ポステコグルーのプレミアリーグ(イングランド1部)トッテナム監督就任が、同選手の去就に影響を与えたという見方が広まっている。

 同選手は昨年に浦和レッズから新潟へ完全移籍。加入1年目にJ2リーグ全試合出場で9ゴールと、クラブのJ1昇格に大きく貢献。今季もここまでリーグ戦16試合の先発出場で7ゴール4アシストと、攻撃陣の中心選手として結果を残していた中、海外移籍が決まっている。

 英メディア『HITC』は先月末に「セルティックが、また新たな日本の才能に狙いを定めている。伊藤はヨーロッパへの移籍に近づきつつあるが、ポステコグルー監督は彼の獲得を望んでいる」と報道。ただ伊藤のSTVV完全移籍が決まった翌日に、ポステコグルーがトッテナムの指揮官に就任している。

 同メディアは伊藤のSTVV移籍について「もしポステコグルーがセルティックにとどまっていたら、伊藤が今年夏の補強第一号になっていただろう。しかしポステコグルーのトッテナム監督就任により、伊藤とセルティックの関係は冷え切った」と見解を示している。

 また記事内では、STVVの立石敬之CEO(最高経営責任者)のコメントも紹介されている。これによると、同CEOは伊藤の獲得について「伊藤選手が我々の攻撃陣に更なる推進力を与えてくれることを期待しています。彼はすでに経験を積んでいるので、チームを引っ張ってくれるでしょう」と語ったという。