Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

札幌スパチョーク、川崎チャナティップのタイ復帰明言「彼の決断は…」

チャナティップ・ソングラシン 写真:Getty Images

 川崎フロンターレ所属のタイ代表MFチャナティップ・ソングラシンは、タイ1部BGパトゥム・ユナイテッド移籍がほぼ確実と報じられている。そんな中、現在タイ代表活動に参加している北海道コンサドーレ札幌所属MFスパチョーク・サラチャートが、チャナティップの去就に言及した。

 チャナティップは昨年1月に北海道コンサドーレ札幌から川崎へ完全移籍。ただ昨季は度重なる負傷離脱もあり、J1リーグで15試合の先発出場。今季もここまでリーグ戦で2試合の出場にとどまっており、11日のサンフレッチェ広島戦でもメンバー外だった。

 タイメディア『SMM SPORT』の報道によると、川崎は7000万バーツ(約2億8200万円)を下回る移籍金額ではチャナティップの放出に応じないとのこと。すでにポートFCを含む複数クラブが獲得を諦めているが、パトゥムは11日時点でも川崎との交渉を続けているという。

 またタイ国内では、パトゥムのクホームスタジアムにおけるチャナティップ目撃情報が飛び交っているほか、タイメディア『MGR』は「彼はパトゥムへ移籍するための契約に署名しようとしている」と伝えている。

 そんな中、チャナティップとともにタイ代表に合流しているスパチョークは「Jリーグに残るのは僕だけなのか?でも、これはチャナティップについての話だ。彼の決断は尊重するよ」とコメント。暗にチャナティップの母国復帰を認めるとともに「僕個人としては、引き続き札幌でのプレーを続けたいと考えているよ」と札幌残留の意思を表明した。

 スパチョークは昨年6月にタイ1部ブリーラム・ユナイテッドから札幌へ期限付き移籍。昨季J1リーグ7試合の出場で3アシストをマークすると、シーズン終了後に完全移籍へ移行。今季はリーグ戦でのスタメン出場がないものの、4月19日のYBCルヴァンカップ・サガン鳥栖戦で2ゴール1アシストと大暴れ。5月中旬以降はリーグ戦5試合つづけて出場している。